電通グループとブレインパッドは、7月末(予定)に合弁で設立する新会社「株式会社電通クロスブレイン(以下、DXB)」とともに、顧客企業の多様なビッグデータを統合的に活用したマーケティング戦略を支援する体制をより強化。具体的には、データ分析領域の強化およびマーケティング施策のPDCAを常時かつ継続的に行う体制を構築する。
DXBは、マーケティング領域におけるデータの収集、蓄積、分析および分析結果に基づく施策の立案、実行の支援・代行を専門とする新会社。
近年、あらゆる顧客体験のデジタル化が進み、消費者はさまざまなチャネルを自由に行き来して商品を購入し、サービスを利用する。それに伴い企業では、質・量ともに膨大なデータを蓄積することが可能となり、その活用が企業のマーケティング活動の中核として認識されている。その一方で、これら膨大なデータを使いこなすとともに、データ分析を行い、最適なマーケティング施策を立案し、実施するためのノウハウの蓄積や体制構築が課題となっていた。
こうした状況をふまえ、電通および国内電通グループ各社は新規顧客の獲得から既存顧客育成までをシームレスに実現するソリューションや、それを可能にするデータ基盤として「People Driven DMP」の整備を進め顧客企業のデータを活用したマーケティング活動を支援。
このたび、DXB設立により電通のマーケティング戦略立案力と実行力、データ活用のリーディングカンパニーであるブレインパッドのデータ分析力が融合することで、既存顧客育成を中心とするCRM領域を中心に、データ分析とその分析結果に基づくマーケティング施策の立案と実施を常時かつ継続的に行う体制が構築されることにななる。