アドビと富⼠フイルムグループの富⼠ゼロックスは、電⼦サイン市場において連携を強化し、電⼦サインビジネスの成⻑を加速することを発表した。
今回、Adobe Document Cloud のクラウド型電⼦サインサービス「Adobe Sign」と富⼠ゼロックスのドキュメントハンドリングソフトウェア「DocuWorks(ドキュワークス)」の技術連携により、シームレスに操作できる電⼦サインサービスを提供する。テレワークの普及が進むなか、電⼦サインの活⽤によりDocuWorksユーザーの業務効率を向上し、働きやすい環境の整備を支援する。
これまでの契約書管理プロセスでは「契約書作成」「契約稟議」「捺印依頼」「契約書回収」「契約書の管理・格納」を紙の回付によって⾏ってきたが、Adobe Signを活⽤することで、社内の承認プロセスおよび契約書作成や⽂書の保管と、社外とのやり取りである契約書のやり取りや締結までの⼀連の業務プロセスを DocuWorks 上で⾏うことができるようになる。これにより、印刷や郵送、ファイリングといった業務が不要となり、数⽇から2週間程度かかっていた業務のリードタイムを約80%削減することが可能となる。
また、すべての業務を電⼦化、クラウド化することにより、⼀連の⼿続きをトラックして管理したり、イベントを記録するシステムのIPアドレスを使った監査レポートを提供することで、改ざんリスクの低減、コンプライアンス強化にもつなげることができるという。
アドビは、今後も富⼠ゼロックスともに、⽂書のデジタル化へ協業していく考え。国内販売累計650万ライセンスを誇るDocuWorksとAdobe Signが連携することにより、電⼦サイン業務におけるユーザーの利便性・操作性の向上を⼤きく⾼めることができるという。