エン・ジャパンは、運営する人事向け総合情報サイト『人事のミカタ』上でサイトを利用している企業の人事担当者を対象に「2018年 冬季賞与」についてアンケート調査を実施。今年、冬季賞与を支給予定の従業員数299名以下の企業451社から回答を得た。
「昨年の冬季賞与支給額と比較して、今年の支給予定額に変動はありますか?」と聞いたところ、「増額予定」(31%)が「減額予定」(10%)を上回った。2015年の調査から4年連続で増額予定の企業が減額予定の企業を上回っている。
冬季賞与を「増額予定」と回答した割合が高い業種トップ3は「商社」(40%)、「流通・小売関連」(36%)、「メーカー」(34%)に。「広告・出版・マスコミ関連」(31%)や「商社」(15%)は他の職種に比べ、「減額予定」という回答も目立った。
冬季賞与を「増額予定」と回答した企業に増額率を聞いたところ、「1~3%未満」(23%)が最多に。増額理由の第1位は「業績が好調」(73%)、第2位は「社員の意欲向上」(60%)だった。
社員への賞与支給に関する悩みを聞くと、第1位は「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」(46%)に。「営業以外のスタッフに対する評価基準が明確になっていない」(サービス関連/11~30名)、「平均年齢も少しずつ上がってきて、賞与を生活給と考えている人も多くなってきた。そのため、機械的な評価がしにくい」(メーカー/101~299名)などの声があがった。
本調査は、2018年10月24日~11月27日に、『人事のミカタ』を利用している、今年冬季賞与を支給予定の従業員数299名以下の企業を対象に、インターネットによるアンケートで実施。有効回答数は451社である。