大手総合就職・転職情報会社の学情は、新型コロナウイルスの影響やテレワークの推奨で、地方へのUIターン希望者が増えていることを受け、2022年卒学生を対象に、インターンシップ情報サイト「あさがくナビ2022」で「地方でのインターンシップ」に関するアンケートを実施した。結果は次のとおり。
地方実施のインターンシップ、76.3%が参加したいと回答
「地方で実施されるインターンシップ」に76.3%が参加したいと回答し、「参加を希望しない人」を大きく上回る結果に。「UIターン就職を希望している人」は、ほぼ全員が「地方で実施されるインターンシップに参加希望」としている。また、「UIターンや地方での就職を希望しない」と答えた人でも、「地方で実施されるインターンシップ」に参加したいと回答した人が68.3%にのぼったという。現時点では「UIターンや地方での就職」を希望していない学生も含めて、多くの学生が「地方で実施されるインターンシップ」に関心を持っていることがわかる。
地方で参加したいインターンシップは「内容が面白そう」が最多、次いで「オンラインで参加できる」
地方で参加したいインターンシップは「内容が面白そう」が最多で63.4%。「観光や地域振興に関わる仕事を体験してみたい」「特色ある製品を製造するメーカーの仕事を体験してみたい」などの声があがっており、都市部では体験できない地方ならではの内容のインターンシップへ参加したいという意向がうかがえる。また、「オンラインで参加できる」が52.9%と続く。
2020年6月に実施した「インターンシップの参加意向」に関する調査でも、「オンラインで参加できるインターンシップがあれば参加してみたい」と答えた学生が83.4%となり、学生のほとんどがオンラインでのインターンシップ参加に抵抗がないとしている。オンラインでの参加であれば、都市部の学生が地方企業のインターンシップに参加することも容易になり、今後、“オンライン地方インターンシップ”がひとつのトレンドになる可能性があるという。
調査概要
- 調査対象:インターンシップ情報サイト「あさがくナビ2022」へのサイト来訪者
- 調査方法:「あさがくナビ2022」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
- 調査期間:2020年6月17日~6月29日
- 有効回答数:1,036名
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回答者属性:
【現住所】北海道・東北:2.5%/関東:44.9%/北陸・甲信越:1.5%/中部・東海:6.7%/関西:37.6%/中国・四国:2.9%/九州:3.8%
【UIターンでの就職希望】希望する:26.8%/希望しない:73.2%