クラウド営業支援ツール「Senses(センシーズ)」を提供するマツリカは、AIを用いて画像から文字データを取り込むOCR機能を提供開始した。同機能により、メモや名刺の写真、スクリーンショットの画像から、文字データを取り込んでSensesに入力することが可能になり、SFAへの情報入力の負担を削減できるようになった。
OCR(Optical Character Recognition:光学式文字認識)とは、写真やスクリーンショットなどの画像データから文字を認識し、文字データとして取り込むことができる機能。取り込んだ文字データをSensesに反映することで、入力の工数削減かつ精度の高い情報管理が可能になる。
同機能の詳細は、次のとおり。
画像から文字データを作成し、営業活動情報として登録
文字をカメラで撮影/保存済みの画像から読み込み、営業活動情報としてSensesにデータ入力できる。(使用例:商談中のメモ、顧客とのチャット/メッセージでのやりとり、ホワイトボードのメモなど)
名刺データを取り込み、取引先情報や顧客情報として登録
名刺をカメラで撮影/保存済みの画像(オンラインで交換した名刺も可)を読み込むと、AIが情報を判定し、Senses内の取引先データに自動的に紐付けることや、顧客一覧に登録ができる。
また、同機能では、名刺画像から文字データを取り込むOCR機能に加えて、取り込んだ文字データをSensesの取引先情報に自動的に紐付ける機能も備わっている。名刺画像から文字データを取り込むだけでは、人の名前、会社名、役職などを機械が判別できない。このデータをSenses内に登録するには、文字データを意味づけする必要があった。
そこで、自然言語処理に特化したディープラーニングを使用し、文字データとSenses内にある取引先情報を紐付けるモデルを構築。これにより、名刺画像に埋め込まれている文字が何を意味するかを判別でき、名刺画像からSensesへの取引先登録が自動的にできるようになった。