総合人材サービスのパーソルグループであるパーソルイノベーションは、同社が運営するIT勉強会・セミナーなどのイベント情報検索サービス「TECH PLAY」において、同サービス主催のオンライン配信型イベントに参加した会員158名に対し、「オンライン配信型イベントに関する調査」を実施。その結果を発表した。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
イベント参加者数は、オンライン配信時がオフライン開催時の約2.3倍に
まず、同サービスでこれまで開催してきたイベント実績を踏まえ、オンライン配信時とオフライン開催時のイベント参加者数を比較したところ、「TECH PLAY SHIBUYA」で開催されたオフライン参加型イベント過去124回分の平均参加者数は80.9名、これまで開催されたオンライン配信型イベント過去4回分の平均参加者数は189.5名だった。オフライン開催時と比較して、オンライン配信型イベントへの参加者数が約2.3倍という結果になった。
オンライン配信型イベント参加者の51%「オンライン配信型イベントの方がいい」と回答
同サービスのオンライン配信型イベントの参加者に「オンライン配信型イベント」と「オフライン参加型イベント」の満足度の違いについて質問したところ、参加者の51%が「オンライン配信型イベントの方がいい」と回答。「オンラインでも満足度に影響はない」は38%と、オンラインでの開催に対する満足度の高さがうかがえた。これまでは、開催地と離れた場所に住んでいてイベントに参加したくてもできなかった人が多かったものと推測される。
「地方在住でも参加しやすい」「他参加者と交流がはかれない」など向き・不向きが混在 工夫必要か
同サービスのオンライン配信型イベントの参加者と登壇者に感想・意見を聞いたところ、「会場に行く必要がない」という点で地方在住者を含めた参加しやすさや、より多くの人に届けることができるといった声が見受けられたほか、「リラックスできる」、「映像を残せる」と言った声が上がった。一方で、「懇親会ができない」という点で登壇者やほかの参加者との交流がはかれないという点や、「参加者の反応を直接見ることができない」といった声も寄せられた。イベントの内容・性質によってオンライン配信型開催に向き・不向きがあり、運営方法についても工夫が必要といえる。
アンケート概要
- 調査主体:パーソルイノベーション株式会社 TECH PLAY
- 調査期間:2020年2月21日(金)~2020年3月9日(月)
- 調査対象:上記期間内に「TECH PLAY」主催のオンライン配信型イベントに参加したTECH PLAY会員
- 調査方法:ウェブでのアンケート調査を実施し、回答結果を分析
- 有効回答数:158名