GA technologiesは、自社内で試験導入していた不動産売買に関する業務を削減する「FLOW by RENOSY(フロー バイ リノシー)」に、OCRを用いたAI技術による精算書の自動読み取り機能を新たに搭載した。同社は2019年7月より4ヵ月間本サービスを導入し、89%の業務を削減したという。
「FLOW by RENOSY」は、不動産の仕入れから売却までの金銭の流れを一元で管理するシステム。部門ごとの目的に合わせた横断的なデータ管理を実現することで、データを繰り返し入力する手間や、散在したデータを探すといった作業をなくし、業務時間の削減に寄与する。同時に、決済明細書や領収書などの書類を自動作成し、不動産オーナー向け資産管理アプリ「OWNR by RENOSY(オーナー バイ リノシー)」と連携することで、顧客のスマートな確定申告をサポートすることも可能。
今回、AI専門部署が研究開発してきたOCRを用いたAI技術を「FLOW by RENOSY」にも応用したことで、不動産会社によってレイアウトの異なる精算書の読みとりも可能に。1件あたり10分ほどかかっていた手動入力や確認作業を、1~2分の確認作業のみに削減した。