月間売上高が1.5倍に データドリブンのセールス・イネーブルメント
AIによって面談を同じ基準で評価できるようになったことで、セールス・イネーブルメントの仕組みも整ってきている。ハイパフォーマーとローパフォーマーの差分が可視化され、ギャップを人がサポートして埋めていくというスタイルが確立されたという。


「ZoomのAI機能により、年間10万回以上ある会話データを評価できるようになりました。AIによって面談が“同じ基準”で採点・評価されることで、営業担当者間の比較が売上などの数字以外の面でできるようになりました。これにより今自分はどこを強化すべきなのかが可視化でき、そこに対してイネーブルメントメンバーが育成をサポートしています。実際に、Zoom Revenue Acceleratorを活用した評価スコアをもとにイネーブルメントを実施したメンバーは、そうでないメンバーと比べて月間の営業売上高が150%伸びたという数字も出始めており、効果を実感しています。」(福島氏)

さらにお客様の発言内容も構造化・分析できるようになり、「より高い顧客体験に向けたサービスの磨きこみができるようになった」と福島氏はさらに成果を語る。
「最終的にはZoomの機能を用い、AIで多くの会話データを活用できる状態にし、その精度を上げていくことで、人員増加に頼らずに事業を成長させられる組織になりたいと考えています」(福島氏)

最後に佐藤氏は、「営業の活動はブラックボックス化されている部分が多く、それを現場の経験や教育で身に着けるのはとても難しい」と改めてセールス・イネーブルメントにおける課題を強調。そのうえで「Zoomは、データとAIによる分析で課題解決のお手伝いができます」と述べ、セッションを締めくくった。