プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を運営するヌーラボは、「タスク管理の現状や課題」に関する調査を行った。
<調査概要>
- 調査対象:1,000人以下の従業員規模の企業・団体に勤める経営者・役員・会社員、かつタスク管理ツール以外の方法でタスク管理をしている20~69歳の男女
- 有効回答数:事前調査10,000サンプル、本調査1,030サンプル
- 調査期間:2023年10月6日〜10日
- 調査方法:インターネット調査
タスク管理専用ツールの活用は11.7%
「なにかしらのタスク管理をしている」と回答した人は、「メールやカレンダー機能」が31.2%、「手書きのメモや手帳、ノート」が30.6%と、手軽に始められる昔ながらのタスク管理をしていることがわかった。導入の難易度が低い「Excelやスプレッドシート」でタスク管理をしている人は25.2%、「タスク管理専用ツール」の活用は11.7%という結果だった。
これまでの管理方法の馴染みが新しいツール利用の妨げに
タスク管理ツール以外でタスク管理をしている人の53.1%が「現状の管理で十分と感じている」と回答した。その要因は「社内に浸透しない可能性がある」が20.1%、「タスク管理ツールがどんなものかが分からない」が13.4%、「メンバーが使ってくれない可能性がある」が13.2%、「導入はしたいが、予算の関係上利用できない」が12.8%だった。
現状のタスク管理方法は若年層のほうが課題感が高い
「現状の管理で十分と感じている人」を年代別で見てみると、40代で51%、50代で57.3%、60代で64.1%が「現状の管理の仕方で十分」と考えており、20代では47.6%、30代では45.6%と、若年層のほうがタスク管理に課題感が高いと感じている傾向がわかった。
タスク管理法別でタスク管理改善の余地を見てみると、Excelやスプレッドシート、ビジネスチャットツールで管理している人の「改善の余地あり」が6割超え
Excelやスプレッドシートでタスク管理を行っている401人に「タスク管理について改善余地があるか」質問したところ、「改善の余地がある」が28.4%、「まあ改善の余地がある」が33.9%、合わせて62.3%が「改善の余地がある」と考えていることがわかった。
タスク管理ツールの導入希望も若年層のほうが高い
「タスク管理ツールの導入希望」を質問したところ「導入してほしい」「まあ導入してほしい」は全体で32.1%だった。世代別だと、20代が52.5%、30代が47.1%、40代が29.6%、50代が15.5%、60代が16%で、50代と60代はタスク管理ツール導入をとくに意識していないことがわかった。