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SalesZien Day 2025 Winter

2025年1月28日(火)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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月245時間のデータ入力時間を削減! 全社最適×部門最適を叶えるヤフーのRaySheet活用術

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データ入力時間を月310時間→月65時間まで削減

──成果についてはいかがでしょうか。

多田 営業計画や実績管理のために「レコードを一括更新したい」というニーズが強く、それをゼロから開発すると非常に大変なのですが、RaySheetを使用することでリッチなUIをかんたんに実装できました。ExcelライクなUIのおかげで、開発したものを容易に理解してもらえる利点もありましたね。

 また営業がExcelで独自管理していたころは、上層部が最新の状況を把握しづらいという問題がありました。しかしRaySheet導入後は、営業はこれまでどおりの方法を継続でき、上層部はSalesforceに蓄積されるデータからリアルタイムで計画や予定を確認できるようになりました。まさに、SalesforceとRaySheetを組み合わせることで実現できた成果だと思います。

石栗 広告部門ではRaySheetの実装に対する反響が大きく、運用や成果を部内で共有する機会を設けました。その際、営業担当52名を対象に、売上見込みのデータ入力に費やす時間を調べたのです。すると、RaySheet導入前は月に合計310時間を費やしていたのが、導入後は65時間に減少したことがわかりました。月245時間、ひとり当たりで月におよそ5時間を削減したのです。

 定性的な成果としては、アンケート調査で「RaySheetによりデータ入力が簡略化されたか」とたずねたところ、全回答者が「簡略化された」と回答しました。必要なデータが集約されたことで、業務に用いるメインページとしてRaySheetを頻繁に利用している人数も増加しています。

梅﨑 RaySheetのワーク列を活用すれば、Salesforce上のデータに影響を与えず「部門独自のカラムを追加したい」という個別の要望に応えられます。部門最適を叶えつつ、フォーマットの点在・ブラックボックス化を防げるというのは、データの利活用を全社的に推し進めるうえで大きなメリットですね。

──今後、SalesforceとRaySheetをどのように活用したいと考えていらっしゃいますか。RaySheetへ対する期待も含めて教えてください。

多田 RaySheetを入力UIとして活用し、Salesforceのレポートで数値の分析や集計を行うという使い方は今後も継続していきたいと考えています。将来的にはSalesforceのレポートやダッシュボードとRaySheetをもっと統合したいと思っているため、RaySheetでダッシュボードをつくれるようになれば便利ですね。

 また、RaySheetで入力されたデータの中には、Salesforce標準のレポート機能で適切に表現できないものがあります。そのようなデータはRaySheetからExcel形式でダウンロードし、手元のExcelで集計や加工を行ったうえで各営業にメールで配信していますが、それもRaySheet上でできるようになったら嬉しいです。

石栗 入力UIとしてはもちろんのこと、表示用UIとしても着実にユーザーの要望を形にできると感じています。一方で、利用するビューがかなり増えており、社内の利用ルールやフォルダの共有範囲がまだまだ最適化されていないと感じています。サブフォルダやアップデートされている機能を使いながら、より使いやすく最適化していきたいですね。新機能やアップデートを紹介するニュースレターもしっかりチェックしているので、今後も楽しみにしています。

梅﨑 弊社ではセキュリティを担保するために、部署や雇用形態などの区分に基づいて多数の公開グループを作成しています。合併にともない組織がさらに大きくなったため、アクセス数の上限拡張など、大規模な組織にも今後さらに柔軟に対応していただけると、非常に助かります。

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部門に寄り添う管理者と大局的な視点を持つ管理者 両方の存在が重要

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