社会貢献やスキルアップにもうってつけの環境
──Salesforceは、社会貢献にも積極的な会社というイメージがあります。転職して感じることや、ご自身で何か取り組んでいることはありますか。
[編集部注]Salesforceが掲げる社会貢献モデル「1-1-1」
製品の1%、株式の1%、就業時間の1%を活用してコミュニティに貢献するという社会貢献モデル。1999年の創業以来、同社が支援してきた非営利団体の数は世界で5万4,000団体以上、助成金は6億5,800ドル以上、社員がボランティア活動に費やしてきた時間は830万時間以上にのぼる。
辻 転職して最初に、社会貢献がお題目として掲げられているのではなく、社内の活動に自然と盛り込まれていると感じました。社会貢献を自分で考えたり、アクションしたりするのはハードルが高いと感じる人も多いと思いますが、Salesforceにいると、意識せずともそうした取り組みを行えます。部署内の集まりでそうした会話が自然に出ますし、マネージャーが率先して週末にボランティアに行くような部署もあります。
松尾 しっかり社会貢献を「自分ゴト」にできるのがSalesforceの良いところですよね。ビジョンに則って活動することで、メンバー同士の一体感にもつながっています。また、社会貢献の取り組みは、お客様と接する際に興味を持ってもらえるきっかけにもなるんです。
齊藤 まさにその経験をしたことがあります。扱っている製品上、営業のカウンターパートは営業役員の方や情報システム部門の方などに限られがちです。ただ、社会貢献というキーワードをきっかけに、人事などコーポレート部門の方とも話すきっかけをつくることができました。日々の営業活動で、幅広い層の方と会う武器にもなっています。
──最大で年間5,000ドルを学習に使える制度があるなど、教育環境も充実している印象があります。
齊藤 とくに英語を中心とした外国語の学習に活用している人が多いですね。あとは毎週末にスクールへ通って経営学を学んでいるメンバーもいますし、スキルアップをしたい人にとってはかなりチャンスがある環境だと思います。
松尾 米国本社とのやりとりが増えたことをきっかけに、私も英語学習に活用しています。営業活動で得た情報を製品部門へフィードバックする際、もともとは英語が得意なメンバーにサポートしてもらっていたのですが、「日本のお客様の状況を自分の言葉で伝えたい」と思い学習を始めました。
辻 社内には英語でのコミュニケーションが多い部署もありますし、業務時間内に英語学習の時間を設けるケースもありますよね。齊藤さんからもありましたが、経営学やロジカルシンキングなど幅広い分野に対して補助が出るのも魅力だと感じます。20~30代で、マネジメント研修を意欲的に受講している人が多いのも印象的です。
──社会貢献に関する取り組みや、教育制度を通して実感しているメリットはありますか。
松尾 商材が広がっている中で、Salesforceの営業として接するお客様の立場や役割にも幅が生まれています。「幅広いお客様とお話しするために学ぼう」と営業活動自体が学習のモチベーションにもなっており、非常に刺激を受けています。
齊藤 お会いできるお客様が広がることで「企業視点」「経営視点」を持てるようになりますよね。とくにDXには全社的な取り組みが必要ですし、社会貢献や知識習得によって自分の視野が広がり、営業としてのスキルアップにつながっていると感じています。
辻 教育制度で言えば、私が入社したときはフルリモートでしたが、非常にコンテンツが充実しており、困ることはありませんでした。全社的な研修を受けたあとに製品研修があり、サービスの内容だけでなく提案時のポイントや想定質問、競合分析まで手厚いサポートがありました。
松尾 サポートという意味では、会社全体でチームでの営業活動を重視しているのも大きいですよね。業務を進めるうえで必要な知識にキャッチアップするのはたいへんですが、部署内外を問わずサポートしてくれるメンバーが多いので、とてもありがたいです。