中途採用社員で初めて「経営幹部候補」に立候補
──美容・ヘルスケア業界特化型求人メディア運営を根幹事業とするリジョブで、営業マネージャーを務められています。現職に至るまでのキャリアについて教えてください。
前職ではアパレル・美容業界の販売員の人材紹介を行う会社で営業をしていました。「かかわる業界従事者の地位向上」というミッション実現に向けてマネジメントも経験しましたが、当時の人材業界はまだまだアナログな側面があり、「これからの時代に必要なウェブやITの知識を身につけないままで良いのか」という葛藤を抱えていました。
そんなとき、リジョブと出会ったんです。面接が3回、役員とのランチが1回と計4回の選考があり、「こんなにやるのか」と驚く一方、社員1人ひとりにきちんと向き合っている会社だと感じましたね。「心豊かな結び目を増やしていく」というビジョンや、資金の少ない個人オーナー・中小企業にも目を向けたサービス展開から「業界従事者の地位向上に貢献できそうだ」と考え、2016年に入社しました。
──入社後、中途採用の社員として初めて幹部候補にも立候補されていますね。
2014年に始まった「経営幹部候補」は、経営者視点をもって事業と組織両面の経営課題解決に向き合い、立案・実行していく人材を育成する取り組みです。従来は新卒メンバーしか手を挙げる人がおらず、中途社員が立候補する仕組みはありませんでした。しかし働くからには、一緒に会社をつくっていきたいですよね。代表や役員、人事責任者と話す機会を得て「ぜひ立候補したい」と伝え、中途採用者が立候補できる仕組みを新設してもらうよう働きかけました。
現在は幹部候補として新卒採用に携わったり、毎年実施される合宿でリジョブの事業計画や目指すべき姿について話し合ったりするなど経営視点をもって取り組んでいます。自分より年下の幹部候補マネージャーたちと議論するのですが、彼ら/彼女らはマネージャーとして責任を持つ事業部の範囲を越え、当事者意識を持って事業全体をどうするべきか考えています。これまでの自分にはない考え方で、とても衝撃を受けました。