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企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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読まれる営業メールの件名とは?フェーズごとのポイントや注意点を解説

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 マーケティングには多くの手法がありますが、IT技術の進化によって主流となってきているのがメールです。既存のテレアポ・飛び込みなどの手法に比べるとコストパフォーマンスが良く、効率的な営業手法として注目されています。しかし営業パーソンの中には「いくらメールを配信しても効果が出ない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、メールの件名に関する注意点やポイントについてくわしく解説します。ぜひ明日からの営業活動の参考にしてください。

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営業メールの件名はなぜ重要なのか?

 営業メールにおける件名は、非常に重要な役割を果たします。なぜ件名がそれほど重要なのか、3つの理由をご紹介しましょう。

開封するかどうかの指標になるため

 営業メールの件名は、受信者にとって開封するかどうかの指標になります。一日に多くのメールを受信している状況では、興味をひくような件名でなければわざわざ開封しないでしょう。

 開封されない状態から迷惑メールに振り分けられたり、削除されたりしては、見込み顧客となる可能性はゼロです。受け手に開封してもらえるメールにするためには、件名を工夫する必要があります。

多くのメールの中から選択してもらう必要があるため

 受信ボックスに並んだメールの中から開封してもらうためには、受け手が興味やメリットを感じられる件名であることが大切です。

 メール配信システムを提供しているアメリカのBenchmark社の調査では、日本におけるメールの平均開封率は37.42%・平均クリック率は4.84%と報告されています。実に半数以上のメールが開封されていないことを考えると、メールの件名の重要性は非常に高くなるといえるでしょう。

参考:メルマガ平均開封率レポート【2022年版】|Benchmark Email

迷惑メールに判別されないため

 受け手に不快感や猜疑心を与えてしまうと、迷惑メールと判別されてしまう可能性が高くなります。

 受け手が迷惑メールかどうか判別するときに見るのは、メールの件名です。ありきたりでいかにも営業メールとわかる件名や、クリックしても何のメリットもないと判断されるような件名では、開封率もコンバージョン率も上がりません。

【フェーズ別】営業メールの件名のポイントと注意点

 企業が配信するメールには、新規開拓向けと既存顧客向けの2種類があります。対象とする顧客が異なる以上、それぞれのポイントを押さえた件名を検討すべきです。フェーズ別に送る営業メールのポイントと注意点を解説します。

新規開拓向け

 新規開拓向けにメールを送ることにはふたつの目的があります。

  1. 自社の社名やサービスを知ってもらうこと
  2. 顧客になってもらうこと

 ふたつの目的を達成させるためには、まずメールを開封してもらわなければいけません。新規開拓はゼロからのスタートです。メリットがあると感じてもらえるような件名を考えることがポイントです。

  • 問題提起
  • 提案・解決策

 などを件名に盛り込み、現在抱えている問題の掘り起こしから解決に導くための提案をしていることをアピールしましょう。

既存顧客向け

 既存顧客に向けたメールの目的は、商談につなげることです。

 新しい商品やサービスの紹介などを足掛かりに、さらなるアクションを起こしてもらうための起爆剤にしなければいけません。

  • 一目で内容がわかる簡潔な件名
  • 抱えている課題を解決できると思わせる件名

 になることを心がけましょう。

 大事なメールであると印象付けるために、件名に自社の社名を入れることも忘れないでください。

これだけは知っておきたい!営業メールの件名・鉄則5選

 営業メールの件名には、守るべき5つのルールがあります。

 ルールを守らずにメールを配信しても、効果を得ることはできません。開封率・クリック率を上げるためにも、必ず守りたい5つのルールをご紹介します。

1.文字数は15文字以内

 営業メールの件名の文字数は、スマートフォンで省略されない15文字以内にしましょう。

  • PC:20~25文字
  • スマートフォン:10~15文字

 以上の数字は受信ボックスで確認ができる件名の文字数です。長たらしい件名は全て表示されないため、どんな件名なのかがわかりにくくなります。

 ただし難しいのは短すぎても良くないということ。少ない文字数の中に、伝えたいことが盛り込んであるという件名を考えることが大切です。

2.内容が一目でわかること

 件名を見ただけで、どんな内容のメールなのかが一目でわかることが理想的な件名です。

 一般社団法人日本ビジネスメール協会が2020年6月に発表した「ビジネスメール実態調査 2020」では、19.06%の人がわかりにくい件名を不快に感じたと回答しています。

  • 〇〇です
  • ご相談です

 のような件名では、内容がよくわかりません。

  • 商談の御礼とご契約書確認のお願い
  • 新サービスのご提案とご挨拶(△△株式会社)

 など、件名を見るだけでどんな内容なのかがわかるようにすることがポイントです。

参考:「ビジネスメール実態調査 2020」発表|一般社団法人日本ビジネスメール協会

3.煽り系の件名は控える

 開封してもらいたいがために煽るような文言を使うことは控えましょう。

  • 大至急
  • 緊急
  • 重要
  • 締切間近

 などの文言が該当します。

 本当に重要であったり、緊急であったりすれば問題はありませんが、何度も繰り返していると「ただ注目を集めたいだけだろう」と相手にされなくなることは明白です。営業メールは受け手にとって重要・緊急ではないので、使用は避けます。

4.【登録】【無料】という単語は控える

 メールの件名に【登録】【無料】という単語を使用するのは控えた方が賢明です。

 メールを開封するときに、件名に【登録】や【無料】という単語が入っていると、開封率が下がる傾向があります。理由は迷惑メールによく利用されている単語だからです。★などの記号や感嘆符などの乱用と同じく、軽々しい印象を持つ人が少なくありません。

 とくに【登録】という単語には敏感に反応する人が多く、個人情報を登録しなければいけないという不安感を抱かせてしまいます。

5.機種依存文字は使用しない

 機種依存文字を使わないようにするのも、営業メールの鉄則のひとつです。PCやデバイスの環境によって文字化けしてしまう可能性があります。

 機種依存文字を使用したことで、意味が分からない・何が書いてあるのか読めないという事態を招いてしまいます。普段何気なく使っている人は、営業メールの件名には使用しないように注意が必要です。

開封率を上げる営業メールの件名とは?

 営業メールは開封されなければ意味がありません。受信ボックスに多く届いているメールの中から開封してもらうためには、件名の工夫が絶対に必要です。

 IT化の進んだ近年では、さまざまなデバイスでメールチェックをします。どのデバイスでも一目で確認できるような文字数を覚えておきましょう。また内容の伴わない煽り系の件名は信用問題に関わりますので、注意が必要です。

 営業メールを効率の良いマーケティング手法のひとつとして活用できるよう、ルールやマナーに則った件名を検討しましょう。

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