学情は、新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「テレワーク」に関して調査を行った。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
「入社先の企業にテレワークの制度があったら利用したい」約8割
「入社先の企業にテレワークの制度があったら利用したいか」では、「利用したい」50.1%、「どちらかと言えば利用したい」29.0%となり、79.1%が「テレワークの実施」に前向きであることがわかる。テレワークの実施に前向きな学生からは、「働き方の選択肢は多いほうがいいと思う」「テレワークも含めた働き方のほうが時代にあっていると思う」などの声が寄せられた。
「テレワークの実施」に前向きな学生の声
- テレワークを含めた多様な働き方のほうが時代にあっていると思うので、制度があれば活用したい
- テレワークでも出社でも、どのような働き方でも柔軟に対応できるようになりたい
- 通勤時間がなくなれば、時間を有効活用できると思う
- 新型コロナウイルスなどの感染症に感染するリスクを軽減できると思う
- 働き方の選択肢が多いほうが、長く働けると思う
- 今後、育児などで出社が難しくなったら、テレワークなどの働き方も活用したい
6割超が入社後すぐのテレワーク実施に不安感
「入社後すぐのテレワーク」に対しては、「不安がある」28.0%、「どちらかと言えば不安がある」38.7%となっており、「不安がある」とした学生が66.7%にのぼる。入社後すぐにテレワークとなっても不安はないとした学生21.4%(「不安がない」9.4%+「どちらかと言えば不安はない」12.0%)を大きく上回る結果となった。
入社後すぐのテレワークに「不安」があるとした学生の声
- 仕事の進め方などが分からないままテレワークをしても、成果を上げることができないと思う
- 仕事の進め方や業務の全体像を理解できるか不安がある
- わからないことを質問することができるか不安がある
- テレワークだけでは、コミュニケーションを取りにくい気がする
- 大学のオンライン授業には慣れているが、大学の授業とテレワークは違うと思う
入社後すぐのテレワークでも「不安」はないとした学生の声
- Zoomの扱いや、パソコンで作業しデータを共有することには慣れてきているから
- テレワークが当たり前であれば、最初からテレワークに慣れるべきだと思う
テレワークで不安に感じる項目 「仕事の進め方の習得」が81.6%で最多
テレワークで「不安」に感じる項目は、「仕事の進め方の習得」が最多で81.6%、次いで「先輩や上司などの社内の人間関係」79.8%となった。仕事を進める流れやルールが分からないまま業務を進めることや、対面でのコミュニケーションが減少し、質問しにくくなることに不安を感じている学生が多いことがうかがえる。
調査概要
- 調査対象:「あさがくナビ2022(通年採用対応ジョブ型 インターンシップサイト)」へのサイト来訪者
- 調査方法:「あさがくナビ2022」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
- 調査期間:2020年7月31日~8月7日
- 有効回答数:682名