マネーフォワードは、SaaSマーケティングプラットフォーム「BOXIL(ボクシル)やインサイドセールス支援サービスの「BALES(ベイルズ)」や「Biscuet(ビスケット)」を提供するスマートキャンプをグループ会社化することを決定した。
マネーフォワードはスマートキャンプの既存株主から19億9,800万円で72.3%の株式を取得した。
スマートキャンプによるグループジョインで実現すること
1.Money Forward Businessの事業領域拡大
- Money Forward Business(BtoB事業)において、従来のバックオフィスSaaS領域に加え、SaaSマーケティング領域に事業領域を拡大
- マネーフォワードグループの潜在市場が1兆円から1.9兆円へと約2倍に拡大
2.シナジー創出による両社事業の成長加速
- 「マネーフォワード クラウド」利用事業者に、スマートキャンプのサービス利用を促進
- 「BOXIL」および「マネーフォワード クラウド」それぞれのデータを活用し、SaaSレコメンドエンジンを開発(予定)
- マネーフォワードグループのネットワークを活用し、スマートキャンプのオフライン(展示会など)事業を加速
- スマートキャンプのメディア運営ノウハウを活用し、「マネーフォワード クラウド」の新規顧客獲得を加速
3.経営人材獲得による経営力強化
- スマートキャンプ経営陣も、マネーフォワードグループの経営に参画し、さらに経営力を強化
既存株主からのコメント
・STRIVE 代表パートナー 堤達生氏
「スマートキャンプという名と裏腹に実に泥臭い経営をする古橋さんが、この度、辻さん率いるマネーフォワードグループの傘下に入るという実にスマートな意思決定をしたことに驚くと同時に非常に嬉しく思います。マネーフォワード社は設立7年、スマートキャンプ社は設立5年。設立7年の会社が設立5年の会社をグループ化するというのもなかなかない事例であり、日本のスタートアップのM&Aにとってもエポックメイキングであると同時に、今後もこのようなケースが増えてくるのではないかという期待もあります。辻さんという卓越したリーダーシップの下、スマートキャンプ社が益々発展していくことを願ってやみません」