ヌーラボが提供する「Backlog (バックログ)」は、2020年1月より順次、新機能「カンバンボード」ベータ版をリリースすることを決定したことを発表。
カンバンボードは、「Backlog」のプロジェクトに作成された課題を、「未対応」「処理中」など状態で区切られた列の上でカードとして管理する機能。ユーザーは、ドラッグ&ドロップでカードを移動させ、課題の進捗に合わせて状態を更新していくことができる。ほかのメンバーが更新した状態は、カンバンボードにリアルタイムに反映される。そのため、画面を開きっぱなしにしていても常に最新の課題の状態を確認でき「この課題はいまどういう状態にあるのか」を即座にチームメンバーに共有できる。
プロジェクト内にある課題はすべてカンバンボードに表示されるほか、スタータープランで利用可能な「状態の追加機能」を用いて独自に追加された状態も、カンバンボードで列として表示され、利用することができる。また、カンバンボードでは、新規のカードにテキストを一行書き込むだけで課題を追加することも可能。
カンバンボードのベータ版は、フリープランを含むすべてのユーザーが利用可能で2020年1月以降順次リリースをしていく予定。
2005年、開発者が用いるバグ管理ツールとして誕生した「Backlog」も、現在では多様な職種のビジネスを支えるツールとして選ばれるようになった。事務やデザイナー、マーケター、営業など、多様な職種の利用割合が増加し、現在は50%以上を占めているという。
ヌーラボは今後、国内外において、職種や働き方、時間、場所、国籍などを超えたコラボレーションがますます増えていくことを踏まえ、より「チーム」にフォーカスし、「Backlog」「Cacoo」「Typetalk」の機能開発を推進していく方針。