グローバルインサイドセールス事業を手がけるアップセルテクノロジィーズは、リード投資家として米国シリコンバレーに本社を置くペガサス・テック・ベンチャーズより総額6億円の資金調達を実施。他引受先は、アジアを中心にオンライン旅行事業、ITオフショア開発事業などを手がけるエボラブルアジア。
今回の資金調達により、米国・アジアにおける事業拡大、独自に開発を行っているAIシステムの機能強化およびにマーケティングの強化を図り「世界を代表する次世代型グローバルインサイドセールスカンパニー」を目指していく。
アップセルテクノロジィーズはアウトバウンド業務において4,000社以上を支援する実績を重ねてきた。15年のアウトバウンド専門コールセンターにより蓄積されたノウハウや、膨大なデータを活用するとともに、独自のAIによる顧客データの分析を通してコールセンターにおけるシミュレーション生成や運用実績のデータベース化、運用のオートメーション化を実現する『RYO-DATA』、AIによる顧客データ分析と高スキルのオペレーターによるアウトバウンドを実現する『RYO-CALL』、AIチャットと有人チャットを融合した『RYO-TALK』という3つのAIソリューションを提供している。
引受先コメント
・ペガサス・テック・ベンチャーズ アニス・ウッザマン氏
「アウトバウンドに特化したコールセンター運用における15年の実績、またすでに日本4拠点、海外3拠点へと拡大し、グローバル展開を目指しているアップセルテクノロジィーズ社のビジネスの発展を支援したいと思い、ご出資させていただきました。日本のきめ細やかなサービス、クオリティの高さをもって、ぜひ『世界を代表する次世代型インサイドセールスカンパニー』になられることを期待しています。そのために弊社もサポートをしていきます」
・株式会社エボラブルアジア 代表取締役社長 吉村英毅氏
「当社は、2017年よりアップセルテクノロジィーズ社にご出資させていただいており、この度、アウトバウンド業務におけるリーディングカンパニーとして急成長を続ける同社を更に支援させていただくべく、追加ご出資させていただきました。同社がこれまで蓄積してきた実績、データ、ノウハウを基に、今後は海外を舞台に、より多くの企業に新たなソリューションを提供し、引いては、世界70億人へアプローチするグローバルプラットフォームとなることを期待しております」
ペガサス・テック・ベンチャーズは米国シリコンバレーに本社をかまえ、世界30社以上の大手企業からLP出資を受け入れており、これまでに150社以上のスタートアップに投資を実施しているベンチャーキャピタル。日本では、ZUU、ジーニー、マネーフォワード、エボラブルアジア、メタップス、ディー・エル・イーといったすでに上場した企業のほか、テラモーターズ、ユニファ、モンスターラボ、スターフェスティバル 、Life is Tech、エディジーン、FiNCなどへの投資を行っている。