バイドゥが提供するきせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」(iOS/Android版)は、19〜50歳を対象に「ビジネス敬語」に関する意識調査を実施した。

上司の約6割が新社会人の敬語に違和感 実際に指導したのは4割未満

「上司・先輩の立場にある」と回答した人に「新社会人の敬語にモヤっとしたことがあるか」をたずねたところ、59.8%が「ある」と回答した。一方で、「実際に敬語の間違いを指導したことがある」と回答した人は38.2%(約4割)という結果になった。
また、新社会人に「敬語が原因でヒヤッとした、または注意された経験があるか」と質問したところ、40.4%(約4割)が「ある」と回答した。
これらの結果から、上司の約6割が敬語に違和感を抱いている一方で、実際に指導に至るケースは4割程度ということがわかった。
実際にどのような点を注意しているのかについて、もっとも多かったのは「NG敬語・誤用の指摘」(37.9%)だった。そのほかにも、タメ口や砕けた言い方、取引先への言葉遣い、電話・メールでの表現など、敬語の誤用だけでなく日常業務のコミュニケーション全体に関する指導が行われている傾向が見られた。
<指導内容の例>
- 「ご苦労様です」を上司に使っていたので、「上司には“お疲れ様です”を使うといいよ」と伝えた。
- 「ご連絡を差し上げます」など、自分の行為に“ご”を付けていたので、「自分には“ご”は付けないよ」と説明した。
- 「〜っす」「ウィっす」など語尾が崩れていたので、「仕事中は“です・ます”で話そう」と注意した。
- 電話で「担当がいないので」と言っていたため、「席を外しております、が丁寧な言い方だよ」と教えた。
- 「すいません」という表記をそのままメールで使っていたので、「メールでは“すみません”にしよう」と指導した。
敬語の自信度、新社会人2.76ポイント 上司・先輩世代も3ポイント未満

「敬語に自信がありますか?」(5段階評価)と質問したところ、新社会人(入社1年め)の平均は2.76ポイント、上司・先輩世代でも2.89ポイントと、いずれも5段階中3ポイント未満となった。
また、新社会人では「自信がない」と回答した人が42.2%にのぼり、上司・先輩世代(33.5%)より高い傾向が見られた。一方、「自信がある」と回答した割合は、新社会人(26.6%)と上司・先輩世代(26.4%)で大きな差は見られなかった。
社会人の約9割が経験? つい使ってしまう「誤用しがちな敬語」とは

19歳以上の男女を対象に、目上の人や顧客に対して使用する敬語表現について調査したところ、次のような結果となった。
- 1位:「了解しました」
- 2位:「よろしかったでしょうか」
- 3位:「ご確認していただけますでしょうか」
さらに、提示した18の敬語表現のうち「一つも使ったことがない」と回答した人は1割未満にとどまり、約9割が、目上の人に対して使うのを避けたいとされる敬語表現を実際に使用した経験があった。
敬語で迷いやすいポイントは「使い分け」と「電話対応」

「敬語の何が一番難しいと感じますか?」(複数回答)という質問では、「尊敬語・謙譲語の使い分け」が最多となり、続いて「電話対応」「相手(上司・取引先)による言葉の違い」が上位となった。敬語は単語そのものよりも、相手や場面に応じた使い分けや、その場で判断するコミュニケーション場面に難しさが集中していることがうかがえた。
また、新社会人・上司世代いずれの層でも大きな傾向差は見られず、敬語における迷いやすいポイントが共通していることが明らかになった。
約4割が日常的にAIを利用、敬語の相談先としても

「普段AIを利用していますか」と質問したところ、「とても利用する」「やや利用する」と回答した人は42.6%となった。
また、「ビジネス敬語で困ったとき、頼りにするもの」を質問したところ、AI(ChatGPTなど)と回答した人は約17%となり、検索エンジン(約33%)に次ぐ選択肢となった。
約7割が「敬語サポートキーボードがあれば使いたい」
「敬語をサポートしてくれるキーボードアプリがあったら使いたいですか?」と質問したところ、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人は72.7%(約7割)にのぼった。
【調査概要】
調査名:敬語利用に関する意識調査
調査対象:全国のSimejiユーザー
有効回答数:7,614件
調査期間:2025年2月5日〜2月12日
調査方法:Simejiアプリ内アンケートフォームにて実施
調査主体:Simeji
