メディックスは、2025年9月3日開催の取締役会において、Sales Labの株式を取得し子会社化することについて決議したことを発表した。

株式取得の背景
メディックスは、現状のインターネット広告、ウェブサイト制作、マーケティングDXサービスに加え、新たなサービス領域に進出して、事業成長を図ることを重要テーマのひとつとしている。
今回、メディックスの成長を牽引しているBtoB領域において、広告領域のみならず、その後工程であるインサイドセールス領域に本格進出する。顧客のマーケティング領域だけでなく営業支援領域へも進出することで、顧客のサポート範囲を拡張し、メディックスのBtoB領域のトップライン拡大による成長を図る。
近年、BtoB企業のコミュニケーションプロセスにおいては、マーケティング、インサイドセールス、カスタマーサクセスが密に連携し、顧客のLTV(顧客生涯価値)向上に向けた高度な業務変革ニーズが増加している。この状況に対し、インサイドセールス(※)の黎明期より同事業を展開してきたSales Labをグループに迎えることで、メディックスの事業成長を推し進める。
本件の実施により、メディックスは次のメリットを得られると考えている。
顧客との関係性強化
集客を目的した広告を中心とするプロモーション領域から、インサイドセールスによる見込み顧客育成や商談化を目的とする営業活動支援領域まで、提供サービス領域を拡張することで、顧客とより密接な関係性を築くことができる。
商談機会増加による取引拡大
顧客の事業KPIに対して、プロモーション領域と営業支援領域とで改善する機会が増加することで、取引顧客に対する追加の商談機会(クロスセル、アップセル)が増加し、取引拡大が見込めます。
BtoBマーケティングの精度向上
広告施策で獲得したリードに対する、インサイドセールスの商談化プロセスで得た情報を収集し、再び広告施策にフィードバック反映するという循環により、継続的な集客効果が期待できる。
ストック型売上の向上
これまで提供してきたコールアプローチサービスは、スポットプロモーションにおけるプレコールやフォローコールに限定されていたが、継続的に見込み顧客へアプローチするインサイドセールス領域まで提供サービスを拡張することで、ストック型売上の向上が可能になる。
一方、Sales Labはメディックスグループへの参画により、次のメリットを得ることが可能になる。
同業他社との差別化
メディックスのマーケティング領域における戦略や施策と連動したインサイドセールスを実行することで、BPO戦略の上流からの提案機会が増加し、他社との差別化を図ることができる。
顧客関係性の強化
マーケティングからインサイドセールスまでを一貫して担うことで、受注までのプロセス全体へ伴走しながらサポートする機会が増え、顧客との関係性を強化することが可能になる。
企業力の向上
メディックスが持つマーケティングの実績やノウハウを活用し、従業員の育成、提供サービスの拡張、現在のインサイドセールスサービスそのものを進化させる機会を獲得できる。また、インサイドセールス事業の成長エンジンである「顧客ニーズ獲得」と「人材の採用およびマネジメント」をグループ入りすることで強化できる。
異動する子会社の概要

株式取得の相手先の概要

取得株式数、取得価額および取得前後の所有株式の状況

日程
