Sansanは、AI契約書レビューサービス「LeCHECK(リチェック)」などを提供するリセと、資本業務提携を締結した。これにより、両社の営業基盤や知見を相互に活用してリーガルテック市場での販路を広げ、契約業務に課題を抱える企業を支援する。

提携の背景
近年、電子契約の普及が進む一方で、多くの企業では紙と電子の契約書が混在しており、管理の煩雑化が課題になっている(※)。そのため、契約書の形式を問わず一元管理できる仕組みが求められている。このような状況を受け、Sansanでは2022年より契約データベース「Contract One」の提供を開始した。
Contract Oneは、アナログな情報をデジタルに変える技術を活用することで、紙や電子を問わず契約書をデータ化し、クラウド上で一元管理することが可能。
一方リセは、企業法務に精通した弁護士の知見と技術を融合し、AI契約書レビューサービス「LeCHECK」や、契約書の翻訳機能サービス「LeTRANSLATE」などを提供している。
Sansanは、リセと提携することで契約領域での販路をさらに広げ、技術・専門知識の面でも事業をさらに強化できると考え、このたびの業務提携に至った。
※Sansan「紙の契約書に関する実態調査」(2024年3月5日発表)