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24年度新入社員、残留意図と関係性が強い組織エンゲージメントは「信頼・互恵」/ProFuture調査

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 「HRプロ」を運営するProFutureの研究機関であるHR総研は、2024年度新入社員が就業して1年が経過したタイミングで、「エンゲージメント合同調査」を実施した。

「信頼・互恵」がもっとも高く、職場の信頼関係に新入社員の満足度が高い傾向

「規定要因」項目別スコアの平均値(5段階評価)

 エンゲージメントレベルに影響を与えうる9つの「規定要因」について、5段階評価の平均値を確認する。なお、規定要因は、主に従業員体験の項目で構成されている。

 今回調査(2024年度)と前回調査(2023年度)の結果について、各調査に参加した新入社員全員の平均値を比較すると、9つの項目ほぼすべてで前回より今回のほうが高い値となっており、レベル3~4の間にあることがわかる。なかでも「会社支援」は前回の3.52から3.74へと、0.22ポイント向上している。

 今回の調査では、もっとも高い値となっているのが昨年と同様に「信頼・互恵」で3.94、逆にもっとも低い値となっているのが「自律性」で3.37である。入社して1年間で、職場の先輩や上司、同期社員との信頼関係を構築できていると感じている一方、仕事を覚え始めた現段階においては上司や先輩の指導の下で業務を行うことが多く、自身の判断で業務遂行できる場面は多くないと感じる新入社員が多い傾向となっている。

24年度新入社員のエンゲージメントは前年よりやや高い、とくに中小企業が高水準

「エンゲージメント」項目別スコアの平均値(5段階評価)

「エンゲージメント」3項目について5段階評価の平均値を確認した。

 なお、エンゲージメントには、主に自身の仕事に対する愛着や熱意などを示す「職務エンゲージメント」、実際に仕事で関わる頻度の高い職場環境に対する愛着や貢献意識などを示す「職場エンゲージメント」、会社全体に対する愛着や貢献意識などを示す「組織エンゲージメント」の3項目がある。前述した規定要因の状態が、エンゲージメントの向上にどのように影響しているかを分析で把握し、エンゲージメント向上に効果的なポイントを抽出することができる。

 全体では、前回調査時より今回調査のほうが、平均値がやや高くなっている。項目ごとに見ると「職務エンゲージメント」は3.57、「職場エンゲージメント」が3.63、「組織エンゲージメント」は3.39で、前回調査時と同様に「組織エンゲージメント」はほか2項目よりやや低くなっている。

 2024年度新入社員においても、自身が担当している職務や日頃関わりの多い職場メンバーへの愛着は高いものの、会社全体への愛着はあまり強く醸成されていないことがうかがえる。

【調査概要】

調査名称:【HR総研】「2024年度新入社員のエンゲージメント合同調査」

調査目的:新入社員のエンゲージメントスコアを可視化し、今後の育成・採用活動に活用してもらう

調査主体:HR総研(ProFuture)

調査期間:2025年2月4日~2月28日

調査方法:エンゲージメントサーベイツール「エンゲージメントコンパス」(※)にて収集・分析

調査対象:参加申し込みした企業に2024年4月より新卒入社した新入社員(参加企業数:30社、539名)

※エンゲージメントコンパス:人事のプロを支援するポータルサイト「HRプロ」(ProFuture)が無料で提供するエンゲージメントサーベイ。国内エンゲージメント研究の第一人者である学習院大学の守島基博教授が監修。「9つの規定要因(原因)」「エンゲージメント(現在の状態)」「6つの結果変数(行動・成果)」を分析し、改善ポイントを提示する。設問は46問まで絞り、HR領域の課題に特化した対策を打てるように設計、自社の経時変化や他社(全社・同規模)との比較も可能

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