リーディングマークは、現在の会社からの離職・転職を検討したことのある企業のエース社員(入社3年以上~10年未満)106名を対象に、エース社員の離職に関する実態調査を実施した。

エース社員の41.5%が、「後輩や同僚の相談役として頼られている」と実感

「Q1.あなたが社内で期待される存在として経験したことがあることを、具体的に教えてください。(複数回答、n=106)」と質問したところ、「後輩や同僚の相談役として頼られている」が41.5%、「会社の成長に貢献できていると評価されている」が37.7%、「目標達成のためのアイデアを求められることが多い」が34.9%という回答だった。
現在の会社に入社した決め手、「働き方の柔軟性があった」が43.4%でもっとも多い

「Q2.あなたが、現在の会社に入社する決め手となった要素はどれですか。(複数回答、n=106)」と質問したところ、「働き方の柔軟性があった」が43.4%、「収入や福利厚生が他社と比較して魅力的だった」が33%、「自分の市場価値を高められると考えた」が32.1%という回答だった。
入社時に重視した会社の風土や組織文化、「成果に対して公平に評価される仕組みがある」が上位

「Q3.あなたが、入社時に重視した会社の風土や組織文化はどのようなものですか。(複数回答、n=106)」と質問したところ、「成果に対して公平に評価される仕組みがある」が36.8%、「失敗を恐れず挑戦できる風土がある」が34%、「社員が自律的に仕事を進められる自由度が高い環境」が34%という回答だった。
約8割が、離職・転職につながる「エース社員ならではの不満がある」と回答

「Q4.自身の離職・転職につながる、エース社員ならではの不満を過去に感じたことがありますか。(n=106)」と質問したところ、「とてもある」が36.9%、「ややある」が41.4%という回答だった。
具体的な悩み、「過剰な期待や責任が集中し、プレッシャーが大きい」「成果を出しても十分に評価されない」など

Q4で「とてもある」「ややある」と回答した人に、「Q5.エース社員として過去に感じたお悩みを教えてください。(複数回答、n=83)」と質問したところ、「過剰な期待や責任が集中し、プレッシャーが大きい」が50.6%、「成果を出しても十分に評価されない」が48.2%、「ワークライフバランスが取りづらい」が42.2%という回答だった。
55.4%が、自身の悩みに対して「会社は適切な対策を講じていない」と回答

Q4で「とてもある」「ややある」と回答した人に、「Q6.あなたが悩んでいる、または悩んだことがあることに対して、会社は適切な対策を講じていると感じますか。(n=83)」と質問したところ、「全く感じない」が15.6%、「あまり感じない」が39.8%という回答だった。
54.3%から、自身の悩みに対して「上司や経営層の理解が不十分」との声

Q4で「とてもある」「ややある」と回答した人に、「Q7.あなたが悩んでいる、または悩んだことがあることに対して、上司や経営層は十分理解していると思いますか。(n=83)」と質問したところ、「全くそう思わない」が14.6%、「あまりそう思わない」が39.7%という回答だった。
今後3年以内の転職を検討しているエース社員は、約8割にのぼる

「Q8.今後3年以内に、別の会社への転職を検討する可能性はどの程度ありますか。(n=106)」と質問したところ、「非常に高い」が40.6%、「やや高い」が38.7%という回答だった。
転職先選びで妥協したくないポイント、「報酬や待遇」や「ワークライフバランス」が上位

「Q9.転職先で「ここだけは妥協したくない」と感じる点を1つ選んでください。(n=106)」と質問したところ、「報酬や待遇」が25.4%、「ワークライフバランス」が20.8%、「働き方の柔軟性」が14.2%という回答だった。
【調査概要】
- 調査名称:エース社員の離職に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2025年1月6〜7日
- 有効回答:現在の会社からの離職・転職を検討したことのある企業のエース社員(入社3年以上~10年未満)106名
- ※合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っている。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がある
- ※本調査では、「過去3年間の目標達成率が90%以上を安定的に維持している社員」をエース社員として定義している