ログリーはアカウントインテリジェンスツール(※)「ウルテク」においてHubSpotとの連携を開始した。
※アカウントインテリジェンスツール:ターゲット企業や担当者のニーズや購買意図をデータ解析で可視化し、マーケティングおよび営業活動の精度と効果を向上させるツール
HubSpot連携機能の背景
企業において、自社サイトの閲覧情報などはファーストパーティデータにとどまっており、顧客の全体像を把握するのは困難だった。しかし、ウルテクのインテントデータ(※)とHubSpotのデータを統合することで、自社サイト外での顧客の関心や行動を把握できるようになり、適したタイミングでのセールス活動が可能となる。
※インテントデータ:ウェブ上で検索する際に抱いている行動意図(intent)や目的、需要を表すデータ
「ウルテク」とHubSpot連携機能 3つの特徴
1.個人レベルのインテント可視化
HubSpotとウルテクの連携により、HubSpotに蓄積された顧客情報をウルテクに取り込むことで、個人レベルでのウェブサイト外のインテントデータを取得でき、アカウントインテリジェンスを可能にする。これにより、One to Oneでのもっとも適したセールスが可能になる。
2.自社サイト外でのインテントを検知して通知
自社サイトに顧客が訪れていない場合でも、顧客が自社サイト外でインテントを示したタイミングを検知し、Slackやメールでセールス担当者に通知する。これにより、顧客ニーズが高まったタイミングを逃さず、商談獲得につなげることが可能となる。
3.詳細な企業フィルタリング
HubSpotに登録された情報に加え、インテントデータや独自のスコアリング、業種、従業員数などの基本企業情報を付与することで、精度の高い顧客リストの作成が可能になる。これにより、既存リードの中でも優先的にアプローチすべき企業を自動で抽出した顧客リストを作成でき、調査やリスト作成にかかる工数を削減することができる。
「ウルテク」とHubSpotの利用例
「直近で自社サイトへの訪問がないにもかかわらず、ニーズが顕在化しているホットリードを検知したい」という課題に対し、解決するために、自社サイト外で「競合サービス名」や「関連キーワード」を過去3日以内に検索・閲覧したユーザーを検知する条件を設定。ウルテクがこの条件に合致した行動を検知した時、Slackやメールで通知する。これにより、潜在的なリードのニーズが顕在化されたタイミングで、架電やメール連絡などの適切な営業活動を行うことが可能になる。