RevComm(レブコム)は、音声解析AI電話「MiiTel」を「MiiTel Phone」へ名称変更し、「MiiTel」を「MiiTel Meetings」「MiiTel RecPod」を含む全プロダクトの総称とすることと、「MiiTel」ブランドタグライン、「話す、聞く、価値になる」を発表した。
名称変更の背景
レブコムは2017年に創業し、音声解析AI電話「MiiTel」を2018年10月に発表した。その後、ビジネスにおけるすべての音声コミュニケーションのブラックボックス化の解消と生産性向上を可能にするため、ウェブ会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」の提供を開始した。
当初、電話でのコミュニケーション課題を解決していた「MiiTel」は、サービスラインアップの拡充とともに、ウェブ会議や対面会話におけるコミュニケーション課題を解決し、生産性向上を可能にするブランドとして成長した。これにより、「MiiTel」はこれら複数のサービスを総称する音声解析AIとして再定義する。
同時に、従来「MiiTel」という名称で親しまれた音声解析AI電話を、「MiiTel」ブランドの電話サービスとして「MiiTel Phone」に改称する。音声解析AI「MiiTel」は、電話・ウェブ会議・対面でのすべての会話を最適化することで、ビジネスコミュニケーションの効率化を図り、企業の生産性向上、ひいては音声データの資産化に貢献することを目指す。
ブランドタグライン設定の背景
企業のデータは主にテキスト、画像、音声の3つに大別される。このうち、テキストと画像は整形された状態でビッグデータ化され、AI活用しやすい状態にある。しかし、音声データはほとんどデータ化されていないのが実情である。音声データはニュアンス、パーソナリティ、温度感などの極めて貴重な情報を含んだ重要なデータであるにもかかわらず、十分に活用されていない。
国立国語研究所の調査によれば、人は1日に約6時間コミュニケーションをとると言われている。普段何気なく行っているコミュニケーションそのものが価値を持っていることを再認識するために、「話す、聞く、価値になる」というブランドタグラインを設定し、各プロダクトに合わせたタグラインも設けた。
MiiTel Phone(ミーテルフォン)
電話はネガティブなものとしてとらえられがちだが、適切に使えば便利なツール。しかし、無作為で一方的な電話や、クレーム電話によるカスタマーハラスメント(カスハラ)が社会問題化し、電話の負の側面が強調されるようになってしまっている。レブコムは、テクノロジーの力でこの状況を変えることができると考えている。そこで今回は、電話を「かける人」だけでなく、「受けた人」にも焦点を当て、受けた人も幸せになるような電話を提供したいという想いを込めて「受けた人も、しあわせに」というタグラインを設定した。
MiiTel Meetings(ミーテルミーティング)
コロナ以降、リモートコミュニケーションの機会が増えたが、リモートに物足りなさを感じている人もいる。テクノロジーの力で話し方や話す内容をもっとも適したものにすることにより、リモートコミュニケーションでも人と人とのつながりを感じることができるようになる。そこで「リモートに、確かなつながりを」というタグラインを設定した。
MiiTel RecPod(ミーテルレックポッド)
対面でのコミュニケーションは親密な関係を築きやすく、より情報量を得られる一方で、情報の非対称性が生まれやすい側面がある。テクノロジーを活用することで、対面でのコミュニケーションにおける情報の非対称性を減らし、自らのコミュニケーションの仕方や内容を振り返るセルフコーチングを図る。移動に伴う時間的・経済的コストをかけてでも会って話すのであれば、その価値を最大化したいという想いを込めて「会って話す、を最強に」というタグラインを設定した。
RevComm 代表取締役 會田武史氏のコメント
2024年7月、レブコムは創業7周年を迎えました。音声解析AI電話「MiiTel Phone」に加え、Web会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」を提供開始し、多くの企業様の生産性向上、データのアセット化に貢献しています。私たちは、これからも音声コミュニケーションを最適化し、音声データの価値を最大化することで、社会に貢献していきます。新しいタグラインのもと、人が人を想う社会を、そして明るい未来を創り上げていくことに挑んで参ります。
レブコムは今後も「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」というミッションのもと「MiiTel」ブランドの提供価値向上に努め、企業の生産性向上に貢献してまいります。