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レブコム、プレシリーズBラウンドで15.8億円の資金調達を実施 累計資金調達額は49.5億円に

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 RevComm(レブコム)は、融資を含む総額15.8億円のプレシリーズB資金調達を実施した。今回の調達により、累計調達額は49.5億円になった。

資金調達の背景

 レブコムは既存株主であるSony Innovation Fund by IGV、WiL、ALL STAR SAAS FUNDに加え、今回新たにSalesforce Venturesおよびtb Innovationsの5社を引受先としたシリーズBラウンドを実施。UPSIDER Capitalを運営会社とした「UPSIDER BLUE DREAM Fund」からの融資およびマネーフォワードケッサイからのアセットファイナンスと合わせ、本ラウンドでの調達金額は総額15.8億円となった。

 レブコムが資金調達を公表するのは2020年10月のシリーズAラウンド(累計調達額15億円でクローズ)以降約4年振りとなり、2022年以降に商工組合中央金庫、SBI新生銀行、日本政策金融公庫、静岡銀行、三菱UFJ銀行より実施した17億円の融資と合わせ、累計資金調達総額は49.5億円となった。

 今回の調達による資金は、既存提供サービスであるトーク解析AI「MiiTel」(「MiiTel Phone」「MiiTel Call Center」「MiiTel Scan to Call」「MiiTel Meetings」「MiiTel RecPod」)の開発・販売体制の強化を図るとともに、新規サービスの開発促進に向けた研究開発、海外進出、組織基盤整備などの事業投資に充当する方針。

プレシリーズB資金調達の出資者

【新株予約権】

  • Sony Innovation Fund by IGV
  • WiL
  • ALL STAR SAAS FUND
  • Salesforce Ventures
  • tb Innovations

【融資】

  • UPSIDER BLUE DREAM Fund
  • 商工組合中央金庫
  • SBI新生銀行
  • 日本政策金融公庫
  • 静岡銀行
  • 三菱UFJ銀行

【アセットファイナンス】

  • マネーフォワードケッサイ

出資者からのコメント

Sony Innovation Fund by IGV(運営会社:Innovation Growth Ventures) 代表取締役社長 波多野和人氏

 RevCommのAIが、電話、オンライン面談、対面といった多様な営業形態への対応を適時に進めながら、デジタル社会に求められる営業コミュニケーション活動の高度なデータ解析を一貫して提供し、一層力強い成長基盤を築いてきた過程を、シリーズAラウンド以降、株主としてご一緒させて頂きました。今後も同社が最新のAI技術を駆使しながら顧客の課題を解決していくことを期待し、当社も支援していきます。

WiL パートナー 難波俊充氏・インベスター 笹川大和氏

 シリーズAに引き続き、今回のプレシリーズBラウンドでも追加出資させていただきました。

 以前は、コロナ禍によりオンライン商談の重要性が増し、ビジネスコミュニケーションの在り方が変わりました。現在、生成AIの台頭により、企業が保有するエンタープライズデータが注目され、テキストや画像だけでなく、音声データの活用の在り方が問われています。「AI x 音声」と創業から一貫して変わらない會田さんのビジョン、日々実現に向け努力するレブコムチームの皆様が「コミュニケーションを再発明し人が人を想う社会を創る」という理念のもと、人々のビジネスの在り方をアップデートしていくことを期待しております。また私共もレブコムの一員としてその支援に尽力してまいります。

ALL STAR SAAS FUND シニア パートナー 湊雅之氏

 シリーズAラウンドに続いて、この度のプレシリーズBラウンドに参画させていただき、大変嬉しく思います。お客さまとのオンラインを通じたコミュニケーションは、営業活動において欠かせない、極めて重要な要素となっています。レブコムは、日本発の音声AIのリーディングカンパニーとして、電話やウェブ会議のみならず、対面でのお客さまとのコミュニケーションを包括的にパーソナライズし、営業組織の生産性を劇的に向上させる数々のソリューションを展開してきました。會田さんの圧倒的なビジョンの実現力、そしてリーダーシップのもと、音声AI×SaaS分野で世界をリードしていくことを心から期待しております。

セールスフォース・ジャパン 常務執行役員 Salesforce Ventures 日本代表パートナー 浅田賢氏

 2020年初頭にレブコムの會田さん、鈴木悠介さんとお会いして以降、4年余りの期間を経てSalesforce Venturesとして今回のラウンドに参加出来ることを嬉しく思います。レブコムとSalesforceの協業は2021年12月にMiiTel for Salesforceが弊社のビジネスアプリ・マーケットプレイスであるAppExchangeでリリースされてから始まっています。AIの更なる活用があらゆるビジネス活動において競争優位のポイントとなる中で、その基盤となるリッチなデータの重要性も高まって行くことでしょう。AI x 音声を軸としてそのプロダクトポートフォリオを拡充していくレブコムと更なる協業を進めて行けることを期待しています。

tb innovations(東京貿易グループCVC) 代表取締役社長 高賢敃氏

 RevCommとの初対面時、會田社長の強い志と先見性に深く感銘を受けました。AI×音声技術を活用し、ビジネスコミュニケーションの革新に挑む同社のビジョンは、業界に新たな価値をもたらす可能性を秘めています。特に注目すべきは、これまで十分に活用されていなかった音声データのビッグデータ化への取り組みです。このアプローチは、生成AI時代において重要な競争優位性をもたらすと考えています。

 我々は、企業の生産性向上に寄与する同社の技術とサービスの発展を、全力でサポートしてまいります。RevCommの挑戦が、AI時代におけるコミュニケーションの未来を切り拓き、社会に大きなインパクトをもたらすことを確信しています。

UPSIDER Capital 代表取締役 石神直樹氏

 代表の會田さんとお話しさせていただいた際、音声データを先駆けて解析・活用してきた強みを活かし、「音声×AI」を通じたビジネス革命を起こそうとする熱量に圧倒されました。

 ワーキングスタイル等の変化により、企業の営業活動はオンラインが当たり前になってきています。その中、音声コミュニケーションのブラックボックス化問題に取り組み、日本の大きな課題である生産性を劇的に向上させようとする挑戦をグロースデットで応援させていただけたこと、大変光栄に思っています。

 同社がミッションとして掲げる「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」の実現に向け、UPSIDER BLUE DREAM Fundは「ともに、速く、遠くに」行けるよう、全力で応援していきます。

レブコム 代表取締役 會田武史氏のコメント

 2020年のシリーズA調達以降、当社はエクイティファイナンスを行わず、営業キャッシュフローとデットを活用して事業を運営して参りました。今回のプレシリーズBは、2019年のプレシリーズA同様にCEによるメザニンファイナンスで調達しております。今後もWACCを意識しながらB/Sの最適化を図り、資本効率に鑑みて成長率を最大化する投資を積極的に実施して参ります。

 シリーズA調達時には「MiiTel Phone」という1つのプロダクトのみでしたが、その後「MiiTel Call Center」、「MiiTel Scan to Call」、「MiiTel Meetings」、「MiiTel RecPod」をローンチし、電話・Web会議・対面すべての音声コミュニケーションを解析・可視化することで企業の生産性向上に広く寄与できるようになりました。また、先般上梓した書籍にも記載しておりますが、生成AIが普及した今、個社ごとの音声データをビッグデータとしてアセット化し、MiiTelユーザー企業がAIを最大限活用できる環境を整備することが弊社の使命と考えております。今回調達した資金を活かして、アプリケーションレイヤーとしてのサービスを強化し、データレイヤーでの取り組みを加速させ、新たなAI技術を活用したサービス展開を推進してまいります。

 レブコムは今後も「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る。」というミッションのもと「MiiTel」ブランドの提供価値向上に努め、企業の生産性向上に貢献してまいります。そのためには、優秀な仲間とパートナー企業様の存在が必要不可欠ですので、是非お話させてください。

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