インタラクティブソリューションズは、AIとリアルタイムで会話ができるロープレ・トレーニングツール「iRolePlay(アイロールプレイ)」が、Anthropicが提供するLLM(大規模言語モデル)「Claude3」に対応したことを発表した。
アマゾンウェブサービス(AWS)が提供する生成AIサービス「Amazon Bedrock」を介してClaude3を使用するため、セキュリティポリシー上、複数のクラウド利用ができなかった企業も利用が可能となる。
「Claude3」について
Claude3は、Anthropicが発表した生成AI。3つの異なるモデル(Opus、Sonnet、Haiku)がある。iRolePlayは、目的に応じて使い分けられるようにすべてのモデルに対応。また、iRolePlayは「ChatGPT」「GPT-4o」にも対応している。
対話システム「iRolePlay」について
iRolePlayは、「お客様役のAI」を相手に、「担当者」が企業特有の情報を加味して「話す」トレーニングができるプレゼン&ロープレ・トレーニングツール。
決まった受け答えをするのではなく、毎回AIがリアルタイムで担当者に話しかけながら受け答えをするため、人間相手に対話しているかのような体験ができる。さらに、AIに人格を設定して対話を再現するシーン設定ができるほか、担当者の弱点をAIが指摘し、会話をその場で評価することもできる。顧客ニーズを引き出すための「深掘り質問」を設定することも可能で、教育効果の向上を図る。
また、Edge AIとAWSの仕組み全体を組み合わせることで、数百人~数千人規模のトレーニング実施にも対応できるため、研修コストを削減しながら顧客満足度の向上が可能になる。
【特徴】
学習データ(マニュアル、プレゼン動画、ロールプレイ映像など)に基づき、シナリオ作成不要で、専門知識を学習したAIとの一問一答ラリーを音声で行うことができる。
- スキマ時間に会話練習ができる
- 繰り返し練習で会話力不足を解消し即戦力を養成
- 短期間で営業担当者の説明力・質問力の向上を図る
【用途】
- コールセンターでのカスタマーハラスメント対策
- 医療機関での医師と医療スタッフ、製薬会社営業との会話練習
- 店舗スタッフ向けの接遇スキル対策