Sansanは、トレジャーデータと協業し、同社が提供する顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」と、営業DXサービス「Sansan」のデータ連携ソリューションで提供する「Sansan Data Hub」機能のAPIによるコネクタ連携により、2024年1月16日より共同ソリューションを提供することを発表した(※1)。
※1 共同ソリューションの利用には、SansanおよびTreasure Data CDPの両サービスの契約が必要
Sansan Data HubのAPI連携について
営業DXサービス「Sansan」のデータ連携ソリューションとして提供している「Sansan Data Hub」は、複数のシステムに分散した顧客データの統合とリッチ化を可能にする機能で、搭載されている名寄せエンジンは、SansanのAI技術を結集した独自のテクノロジー。名寄せエンジンはその精度の高さから、顧客データ基盤の質が導入効果を左右するSFA・CRM・MAツールの提供企業よりAPI公開に対するニーズが増加し、2022年9月よりSansan Data HubのAPIを公開している(※2)。今回そのAPIを活用し、トレジャーデータが提供する「Treasure Data CDP」との連携を決定した。
※2 Sansan Data HubのAPI連携機能の利用には、Sansanの契約が必要
Treasure Data CDPとの共同ソリューションについて
顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」は、企業がすべての顧客データを活用し、洗練された一貫性のある顧客体験を提供するためのプロダクト。
本ソリューションにより「Treasure Data CDP」の利用企業は、煩雑になりがちな顧客企業情報と担当者情報を包括的に管理・可視化し、最適なコミュニケーションや営業活動の効率化を実現する。具体的には、CDP上で顧客データの名寄せが可能になるほか、Sansan Data Hubが外部情報ソースと連携し、会社情報や人物情報をCDP上の顧客マスタに新規で付与、または最新情報に更新する。これにより、常に最新の顧客企業情報と担当者情報によるオンラインとオフラインを横断したコミュニケーションや提案活動が可能になる。
「Sansan」について
Sansanは、名刺やメールといった接点から得られる情報を正確にデータ化し、全社で共有できるデータベースを構築する。あらかじめ搭載している100万件以上の企業情報や商談をはじめとする営業活動の情報も一元管理できるようにすることでこれまで気づけなかったビジネス機会を生み、売上の拡大を後押しする。また、名刺関連の業務や商談準備を効率化することで、社員1人ひとりの生産性を高め、コストの削減も可能にする。