ウイングアーク1stは、データ分析基盤「Dr.Sum」を「つなぐデータベース」へと強化した最新版Ver.5.7の提供開始を発表した。
企業のデータ活用は「データの質(多様性、粒度、頻度等)の向上」が課題となる。Dr.Sumはさまざまなデータと連携する「つなぐデータベース」として機能強化を図り、データをビジネス部門の担当者が扱いやすい形に変換し、分析・活用しやすい基盤となることを目指している。
最新版では、CData Softwareのアダプター採用により、Salesforceやkintone等のクラウドサービスとのシームレスなデータ連携が可能。そのほか、OpenAIが研究・開発している生成AI「ChatGPT」を連携させ、データベースエンジンでSQL・Python生成が可能になる「Dr.Sum Copilot」も提供を開始する。
また、今回Dr.Sum Cloudは、SalesforceのAppExchange上での提供を開始した。
おもな機能強化
1.データ連携の拡充
- 新たにCData Softwareのアダプターを採用。クラウドアプリとのシームレスなデータ連携も可能になる
- データ連携ツール「Dr.Sum DataLoader」の同期機能の対象データベースにPostgreSQLを追加
- ファイル・フォルダーを監視し、Dr.Sumへのファイルアップロード、取り込みを自動化する新機能「File Upload Agent」をリリース。手元のファイルを統合・集約する仕組みを構築できるようになる
2.OpenAIを利用したデータ整備/分析アシスト
Dr.Sum Ver.5.7より、Dr.Sumでのデータ整備や分析アシストを行うツール「Dr.Sum Copilot」を利用可能。データベースエンジンではSQL・Python生成ができ、データ加工工数の削減に貢献する。また、Datalizerでは集計表検索も可能。
3.データベース・ユーザーインターフェイスの進化
データベースエンジンでは、データベースとしての進化、SQLの拡充、運用・速度改善、管理ツールの操作性向上を図った。Datalizerでは、UIの進化のほか、明細書・集計表の自由度が向上したことにより、カスタムビューの設定が可能。
CData Software Japan 代表社員 職務執行者 疋田圭介氏のコメント
ウイングアーク1st株式会社様のデータ分析基盤「Dr.Sum」でCDataのコネクタを採用いただき、光栄に思います。データ分析・データ活用は大企業からSMEまで企業規模を問わず成長のために重要な課題です。Salesforce、kintoneなどクラウドサービスの利用が拡大してもコネクタを備えることでDr.Sumが企業の業務を包括的に捉えることが可能になります。引き続きCData Softwareは高品質なデータ連携コネクタで企業のデータ活用をサポートいたします。