Queueは、データ管理のためのノーコードツール「Morph」について、Salesforceとのデータ連携機能をリリースしたことを発表した。
Morphとは
データの保管・分析・可視化・活用までシームレスに連携し、複雑なセットアップや専門知識を必要とせずデータを扱えるように設計されたデータ分析ツール。AIにより、次の作業を自動化することができる。
- さまざまなデータソースから数クリックでデータを統合
- 統合したデータを集計・可視化
- 分析結果をダッシュボードとしてセキュアに共有
データ連携機能の詳細
従来Morphは、CSVファイル・Excelファイルの取り込みに対応しており、CSVファイルを経由することで外部サービスからデータを取り込むことができた。今回のアップデートにより、顧客管理ツールであるSalesforceからのデータインポートに対応し、ファイルのエクスポートやインポートを経由せず、数クリックでのデータ連携が可能になった。
SalesforceとMorphの連携によって可能になる分析
SalesforceとMorphを連携することで、ほかのデータベースとの統合分析が可能になる。また、ChatGPTとの統合により、Salesforceだけでは集計できない指標をノーコードで分析できるようになる。
- サービスの利用率とLTVの相関分析
- 月額新規契約売上とマーケティング施策の比較分析
- 人事/給与データと掛け合わせた、セールス人員のパフォーマンス分析
- 月次の売上の中で、新規契約の割合と継続売上の割合を月別でグラフ化
- 製品機能利用率とアップセル/クロスセルの相関分析
Morphとの連携により、Salesforceの情報を社内でセキュアに共有
Salesforceは商談情報や顧客情報が格納されているため、社内で情報共有する際は、一度Excelへダウンロードして、必要な箇所をマスキングして共有する必要がある。MorphとSalesforceの連携により、ローデータは管理者のみが編集でき、閲覧データはカラムを絞ったうえで別のテーブルで管理できるようになる。マスキングなど情報共有における手間を削減し、これまでローカルファイルを経由してデータ共有されていたものを、クラウドベースでセキュアに管理することが可能になる。