ナレッジラボは、提供する予算管理システム「Manageboard」について、「スプレッドシート連携」機能の提供を開始した。Googleスプレッドシート(以下、スプレッドシート)経由でManageboard内の数値を更新できるようになり、予算計画およびKPI実績値の更新にかかる工数を削減する。
経営環境の変化が早い現在、数か月に立てた計画通りに事業が進捗しないケースが発生しやすく、よりタイムリーで正確な経営状況の把握と、最新の経営状況に基づいた見通しの可視化へのニーズが高まっている。
Manageboardは「月次計画機能」「詳細計画機能」「詳細実績機能」を提供しており、勘定科目だけではなく、KPI単位でのタイムリーな数値更新による予算・予測管理が可能。一方、Manageboard内の数値を更新するためには、ManageboardにログインしてCSVファイルのインポートや手入力による編集を行う必要があり、数値の更新に一定の工数が生じるという課題があった。
このような背景からナレッジラボは、Manageboardのマネジメントプランにスプレッドシート連携機能を追加した。同機能により、予算管理で使用しているスプレッドシート内で数式や数値を更新すると、Manageboard内の数値にも反映できるようになる。個社独自のスプレッドシートの形式にも対応し、既存のスプレッドシートを活かしながらManageboard内の数値を更新することが可能。また、部門や勘定科目に対する閲覧権限もスプレッドシート上に反映できるため、統制面のニーズにも応えられる。
さらに、SFAやCRMとスプレッドシートを連携することで、スプレッドシートを経由してさまざまな一次情報をManageboardに集約することが可能になる。
機能概要
スプレッドシート内のManageboardアプリから予算管理のフォーマットを取得
スプレッドシートの拡張機能からManageboardアプリをインストール後、Manageboardに登録済みの勘定科目やKPIのマスタ情報を取得できる。Manageboardに登録済みのマスタ情報を更新した場合、マスタ情報だけを抜き出してスプレッドシートに反映することも可能。
ワンクリックでManageboardに数値を反映
スプレッドシート内の数値をワンクリックでManageboardに反映できる。数値を反映するシートを選択できるため、部門ごとにファイルを分割し、各部門の責任者が各部門ファイルの数値を更新したタイミングでManageboardに数値を反映することも可能。
権限設定にも対応
Manageboard内で設定された勘定科目や部門の閲覧権限をスプレッドシートに反映することが可能。Manageboardの権限設定はスプレッドシートにも引き継ぐことができる。