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2025年1月28日(火)13:00~18:20

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Salesforce、新しい「Einstein 1 Platform」を発表 生産性やCX向上を支援

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 Salesforceは、Einstein 1 Platformを発表した。同プラットフォームは、そのすべてがSalesforceの基盤となるメタデータフレームワーク上に構築される。企業はEinstein 1 Platformを利用してあらゆるデータを結びつけ、AIを活用したアプリをローコードで構築し、新しいCRM体験を提供することが可能になる。

 Salesforceが構築した従来のメタデータフレームワークは、企業がSalesforceアプリケーション全体でデータを整理して理解することに貢献する。これによりデータをSalesforceのメタデータフレームワークにマッピングすることで、異なる社内システムでのデータ構造に関係なく、企業全体でデータを一元的に把握できるようになる。

 組織はそのように把握した内容に基づき、Einstein(AI予測とコンテンツ生成)、Flow(自動化)、Lightning(ユーザーインターフェイス)など各種ローコードプラットフォームサービスを利用して、ユーザー体験をカスタマイズし、データに基づいてアクションを起こすことができる。これらのカスタマイズでは、インテグレーションコードを書く必要なく、組織が使用しているほかの主要アプリケーションで利用を開始できる。

 また、Salesforceが提供する年3回の自動アップグレードにより、メタデータフレームワークはハッキングによる一切の連携やカスタマイズ、またセキュリティモデルの崩壊を防止する。各組織はSalesforceプラットフォームの発展にあわせながら、同プラットフォームに対する機能の追加、拡張、構築を実行できる。

Einstein 1 Data Cloudはビッグデータ規模のデータや自動化をサポートし、データドリブンなAIアプリケーションの新しいトレンドを推進

 Salesforceが提供するデータエンジンであるData Cloudは、顧客データ、企業コンテンツ、テレメトリーデータ、Slackでの会話など、構造化データと非構造化データを一元化して整合性を取り、顧客の単一のビューを作成する。

 新しいData CloudがEinstein 1 Platformにネイティブに連携されたことで、企業はサイロ化されたデータを新しい方法で開放し、顧客プロファイルの内容を充実させながら一元化し、新たなCRM体験を実現できるようになる。

  • データ処理

     Einstein 1 Platformは、顧客ごとに数千件のメタデータ対応オブジェクトをサポートできるように拡張され、それぞれが数兆を超える行を設定することが可能。さらに、SalesforceのCustomer 360ポートフォリオの一部となったMarketing CloudとCommerce Cloudは、Einstein 1 Platform上で再設計されている

  • 自動化

     ほかのシステムからデータをEinstein 1 Platform に取り込み、即座に実行可能なSalesforceオブジェクトとして利用できるようになった。フローはIoTデバイス、演算により得られた分析情報、AI予測など、規模の大小にかかわらず、あらゆるオブジェクトに対する任意の変更イベントによって作動する。最大で毎秒2万件のイベントを処理でき、MuleSoftを通じて、レガシーシステムを含めた企業内のシステムとデータのやり取りが可能

  • アナリティクス

     Salesforceは、さまざまなユースケースに関して多様な分析情報やアナリティクスソリューションを提供している。その中には、レポートとダッシュボード、Tableau、CRM Analytics、Marketing Cloud Reportsなどが含まれる。Einstein 1 Platformの共通メタデータスキーマとアクセスモデルを通じて、同じデータに対してこれらのソリューションを実行できるようになった。これにより、さまざまなユースケースに関して分析情報を得られるようになる

 Salesforceはさらに、Enterprise Edition以上を利用するすべての顧客が、Data Cloudを無料で利用できるようになったことを発表した。既存顧客は、Data Cloud とTableauを使って、データの取り込み、一元化と整合性の実現、探索を開始できる。

Einsteinは生成AI搭載の対話型アシスタントを提供 ワークフローにシームレスに組み込まれ、生産性向上を向上

 Salesforceが提供する次世代版Einsteinは、対話型AIアシスタントをあらゆるCRMアプリケーションと顧客体験に導入する。

  • Einstein Copilot

     Salesforce アプリケーションのユーザーエクスペリエンスに搭載された新しい対話型AIアシスタント。カスタマイズなしで使用できる。ワークフローの中でユーザーをサポートし、ユーザーが自然言語で質問すると、Salesforce Data Cloudの企業データに基づき適切な回答を提供し、生産性の向上を支援する。さらに、Einstein Copilot は営業電話後の推奨アクションプランや、顧客の注文状況の確認、配送日の変更など、ユーザーの問い合わせ以外の追加アクションのオプションを提案する。

  • Einstein Copilot Studio

     業務タスクにあわせた特定のプロンプト、スキル、AIモデルを使ってAI搭載アプリを構築できる。また、Einstein Copilotをウェブサイトなどのコンシューマー向けチャネルで利用できるようにするための設定機能も提供し、リアルタイムチャットの強化や、Slack、WhatsApp、SMSなどのメッセージングプラットフォームとの統合が可能になる。

 Einstein 1 Platformのメタデータフレームワークは、機械学習アルゴリズムが動作するための環境を提供することで、AI活用を支援する。メタデータはシステム内のデータの構造、関係性、動作を記述するため、AIモデルは顧客とのやり取り、ビジネスプロセス、特定のやりとりを行った結果を理解することが可能。さらにこれらの結果は、大規模言語モデルをファインチューニングするために使用され、時間の経過とともに継続的に改善される結果を提供できる。

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