ハイブリッドワークをサポートするWEBアプリ「ワカチエ」を提供するソノリテは、経営者を対象に「企業のヒトに関する課題」に関して調査を実施した。
調査概要
- 調査期間:2023年7月7日(金)
- 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
- 調査人数:1,008人
- 調査対象:調査回答時に「経営者」(※従業員100名以上の企業)であると回答したモニター
- モニター提供元:ゼネラルリサーチ
経営者がもっとも重要視しているのは「ヒト」
「経営を行う上で重要視していることを教えてください」と質問したところ、「ヒト(79.0%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「モノ(10.5%)」「情報(5.5%)」「カネ(5.0%)」が続いた。
また、「ヒト」を重要視すると回答した経営者にその理由をたずねたところ、次のような回答が寄せられた。
「ヒト」を重要視する理由
- 対人関係が上手くないと、相乗効果が得られない(20代/男性/東京都)
- 人手不足の為、常に頭を悩まされている(40代/男性/埼玉県)
- 育てるのに時間がかかる(50代/男性/埼玉県)
- まずは人が全て、何事にも人が絡むので(50代/男性/栃木県)
「ヒト」に関する課題は「コミュニケーションエラー」が最多
「ご自身が経営する企業で『ヒト』に関わる課題はありますか」と質問したところ、9割以上の経営者が「ある(93.1%)」と回答し、「ない(6.9%)」を大きく上回った。
また、「ヒト」に関わる課題について「どのような課題を感じていますか(複数回答可)」と質問したところ、「コミュニケーションエラー(世代差・役職差によるもの)(63.2%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「コミュニケーションエラー(リモートワークの増加によるもの)(44.8%)」「人事採用(31.0%)」「意思決定のスピード(30.5%)」「ハラスメント(25.9%)」が続いた。
「コミュニケーションエラー」を課題と感じている経営者にその理由をたずねたところ、次のような回答が寄せられた。
コミュニケーションエラーを課題と感じる理由
- 世代間で感覚が違う(30代/女性/大分県)
- なかなか上手く集まる機会を設けられない(40代/女性/神奈川県)
- リモートによる社員同士のコミュニケーション不足(40代/男性/北海道)
- コミュニケーションの取り方がわからない(50代/男性/山形県)
コロナ禍の弊害、「メンバー同士での日常会話・情報交換が減った」が最多
「コロナ禍において、社内コミュニケーションにおける弊害などはありましたか(複数回答可)」と質問したところ、「メンバー同士での日常会話・情報交換が減った(46.1%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「メンバー同士の連携が不十分だった(44.4%)」「リアルタイムでの連携が取りづらくなった(33.8%)」「オンライン会議等で相手の表情・意思が読み取りづらかった(28.8%)」「メンバー同士での相談がしづらかった(22.2%)」「評価等がしにくくなった(13.5%)」と続きました。
「ヒト」を大切にするために行っている取り組み、「対面会議を増やした」など
「ヒト」を大切にするために経営者が行っている取り組みをたずねたところ、次のような回答が寄せられた。
「ヒト」を大切にするために行っている取り組み
- 対面式会議を増やした(30代/男性/東京都)
- レクリエーションや懇親会を定期的に行う(40代/女性/和歌山県)
- リフレッシュ休暇など(50代/男性/埼玉県)
- 毎月の全社員への面談(60代/女性/東京都)
また、「その取り組みは良い結果を生み出していると思いますか」と質問したところ「とても思う(30.1%)」「まあ思う(47.0%)」と回答した人を合わせて、約8割の人が「思う」と回答した。
社内コミュニケーションにおいて大切だと思うこと、「対面でのやりとり」「会話の頻度」など
「社内コミュニケーションにおいて大切だと思うことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「対面でのやりとり(48.1%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「会話の回数・頻度(44.4%)」「会話の内容(42.8%)」「顔が見える(わかる)状態でのやりとり(38.6%)」「イベント・レクリエーションの開催(21.3%)」「コミュニケーションツールの活用(16.5%)」が続いた。