チェンジウェーブが運営する「入社10年経つと女性営業職は1割しか現場に残らない」という課題の解決を目指し2014年にスタートした「新世代エイジョカレッジ」(以下「エイカレ」)は、大企業の営業女性が「営業部門のトップに立ったら」をテーマに営業の働き方を問い直す「エイカレ2023」を開催することを発表した。
エイカレとは
長時間労働や家事・育児との両立困難を理由に女性が現場を離れる状況を解決したいと願う企業7社(キリン、KDDI、サントリーホールディングス、日本アイ・ビー・エム、三井住友銀行、日産自動車、リクルート)とチェンジウェーブは、2014年にエイカレをスタートさせ、営業変革を目指すプラットフォームとした。
エイカレには、営業職の女性(エイジョ)が企業チームでエントリー。これまでの9期でのべ148社・917人が参加している。各チームは現場の課題を解決するビジネスモデルや働き方を考え、社内で実証実験を行い、その成果を経営提言する。キックオフから最終発表までは約半年間で、有識者や企業経営層の審査によって大賞チームを決定する。
過去の大賞チームには、残業なしで生産性向上に成功した「なりキリンママ」(キリン)、転居せずに遠隔地異動を実現させた「あたらしい転勤はじめました」(三菱地所プロパティマネジメント)、管理職体験でアンコンシャス・バイアス打破に挑んだ「マネチャレ」(三井住友海上火災保険)、マネジャー2人体制で管理職昇進のハードルを下げた「フレキシブルマネジャー」(中外製薬)などがある。
〈エイカレ2022オープニングムービー〉
エイカレ2023について
チェンジウェーブは、この10年で営業現場に女性が増えた実感はあるものの、キャリア継続や管理職登用には依然として課題を感じており、エイカレ2023では「~次の10年の未来を創る〜エイジョが営業TOPになったら」というテーマを掲げた。
変革の時代、営業職に求められる価値も変わってきている中でも残り続ける課題は何か。女性がトップに就いたらどのような変革をしたいのか。それは可能なのか。これらのテーマについて実証実験を用いながら考えていく。
フォーラム(キックオフ)開催概要
- 日時:9月7日(木)、8日(金)
- 場所:TKPガーデンシティPREMIUM神保町
- 参加企業:コニカミノルタジャパン、スタッフサービス・エンジニアリング、大同生命保険、日本イーライリリー、日本ベーリンガーインゲルハイム、明治、ほか