働き方を変えるDXサービスを提供するSansanは、三浦工業が営業DXサービス「Sansan」を国内の全社員約3,600名に導入したことを発表した。
今回の導入により、三浦工業は全国に約100ヵ所ある拠点と本社の技術、購買、スタッフ部門の人脈を一元管理し、営業活動に活用していく。
サービス導入の背景
三浦工業はボイラ製品や水処理機器を中心とした製品の販売とメンテナンスをグローバルに展開しており、小型貫流蒸気ボイラでは国内トップクラスのシェアを占めている。
今後さらなる事業の拡大・強化や新製品への研究開発投資のため、中期経営計画ではIoT基盤の構築、業務DXの推進を掲げている。
DX推進では定型的な事務作業から脱却し、より付加価値の高い業務に重きを置くことを目指して基幹システムの強化や新しいデジタルツールの導入に取り組んでおり、今回、人脈情報の可視化と営業活動の効率化を目的にSansanを導入した。
期待する効果
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網羅性の高い顧客データベースを構築
三浦工業では今まで自社の基幹システムに名刺情報を集約し管理していたが、全国の拠点で人脈の共有とデータの利活用が進まない状況に課題を感じていた。そこで今回Sansanを導入することで、国内全拠点の約3,600人が持つ名刺や面会履歴といった接点情報の蓄積・共有が可能になった。
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営業部門やメンテナンス部門における業務生産性向上
三浦工業では、新規顧客の開拓や既存顧客の深耕、定期的なメンテナンス提案などに自社の顧客基盤を活用している。Sansanに蓄積した全社の人脈と過去の接点履歴を閲覧できるようになることで、キーパーソンへの的確なアプローチや他部署との人脈共有によるアップセル・クロスセルの提案を実現していく。メンテナンス部門においても、既存設備のメンテナンスや交換、省エネ商品の提案にSansanを活用することで、定期的な顧客へのアプローチや適切な関係性構築が可能になり、売上の増加が見込める。
「Sansan」について
Sansanは、名刺やメールの署名、ウェブフォームの入力内容といった顧客との接点から得られる情報を正確にデータ化し、やりとりの回数を含めた接点情報の一元管理を可能にするサービス。また、100万件以上の企業情報をあらかじめ搭載し、企業の業種や従業員規模、売上高、役職者情報といったあらゆる顧客情報を営業やマーケティング活動に活用できる。さらに、外部システムと連携しデータを統合させることで、ガバナンス強化やリスクマネジメントなど営業以外の目的でのデータ活用も後押しする。