みずほ銀行は、現在大企業・金融・公共法人部門で利用しているSalesforceプラットフォームにおいて、社内ナレッジを可視化し、行員同士のコミュニケーションを活性化するため、Phone Appliが提供するAppExchangeアプリケーション「PhoneAppli for Salesforce」の採用を決定。
「PhoneAppli for Salesforce」はSalesforceに対応するウェブ電話帳として、Salesforceを活用して社内・社外すべての連絡先を管理することできるアプリケーション。電話・メール・チャットのコミュニケーションツールの統合と名刺の管理を含めた取引先管理の機能をPCとスマホから利用できる。
みずほ銀行は、「PhoneAppli for Salesforce」の以下ふたつの特徴を通じて、働く場所にとらわれない行員間のシームレスなコミュニケーションが支援されることで、生産性向上の取り組みが推進されていくことを期待している。
Know Who検索機能
本機能では、行員が日々の業務でSalesforce上に記録する商談や取引先、取引先責任者およびそれらに関わる活動やToDoなどの情報をもとに、検索キーワードに関わりの深い行員を、関わりの深さのスコアで表現して上位から表示する。これにより、顧客名などの得たい情報に関して、誰に知識や専門性があるか、誰に相談すればよいか、というコミュニケーションにつながる情報を簡単に得ることができるだけでなく、これまで埋もれていた個人の強みや業務経験を浮き彫りにし、従来よりも幅広い人材活用を実現することができる。さらに、各スコアの内訳、Salesforce上のどのような情報によってスコアが構成されているかを確認することができるため、複数の候補から、さらにコミュニケーションの候補を検討することが容易に。
モバイル活用
「Know Who検索機能」は、行員に配布するスマートフォン上で、パソコンからの利用と同等の機能を利用することができ、さらに検索で得られた行員の電話番号に対するスマートフォンからの内外線通話の発信を簡単に行うことができるため、場所を問わずに即座にコミュニケーションを行うことが可能となる。
今回の採用に対して、セールスフォース・ドットコム取締役副社長の古森茂幹氏は以下のようにコメント。
「この度の『Know Who検索』の提供開始、ならびにみずほ銀行様における採用の発表を歓迎します。 この度の事例は、Salesforce Sales Cloudに蓄積された多様な顧客情報を、営業活動のみならず働く人のコミュニケーション活性化へと活用の幅を広げる画期的な事例になると考えております。PhoneAppli for SalesforceはSalesforceの利用価値を向上し、働く人のエンゲージメント向上と、お客様のビジネス拡大に大きく貢献することができると確信しています」