エムエム総研は、SaaS企業の営業職を対象に、「SaaS企業を中心とした営業分業組織」に関する調査を実施した。
調査概要
- 調査概要:「SaaS企業を中心とした営業分業組織」に関する調査
- 調査期間:2023年4月5日〜2023年4月6日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査人数:251人
- 調査対象:SaaS企業の営業職
- モニター提供元:ゼネラルリサーチ
SaaS営業の具体的な業務内容
「あなたが主に担当している営業部門を教えてください」と質問したところ、「FS(フィールドセールス)(41.4%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「IS(インサイドセールス)(29.1%)」「CS(カスタマーサクセス)(29.1%)」と続いた。
SaaS営業の難しいところは「専門性の高さ」
「SaaS営業において難しいと感じる業務は多いですか」と質問したところ、「とても多い(19.9%)」「どちらかといえば多い(66.9%)」「どちらかといえば多くない(12.8%)」「全く多くない(0.4%)」という回答となった。
また、「とても多い/どちらかといえば多い」と回答した人に「SaaS営業において難しいと思うことは何ですか(複数回答可)」と質問したところ、「専門スキルや知識が求められる(53.7%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「目標管理やKPI達成の難易度が高い(50.0%)」「ノウハウや情報共有がしづらい(44.0%)」と続いた。
他部門の担当者とのやりとりでもっとも多いのは「お客様トラブル対応時の方針決め」
「分業型営業組織において、他部門の担当者とはどういったやりとりをすることが多いですか(複数選択可)」と質問したところ、「お客様トラブル対応時の方針決め(43.4%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「新規開拓(営業戦略)時のナレッジ共有や活動方針決め(41.0%)」「プロジェクト進捗の確認(37.9%)」と続いた。
分業型営業組織の課題、「情報伝達の難易度が上がる」が最多
「分業型営業組織において、具体的にどのようなところにもっとも課題を感じますか」と質問したところ、「情報伝達の難易度が上がる(27.5%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「全体像把握の難易度が上がる(27.1%)」「チーム/セクション間での対立(19.1%)」と続いた。
分業型営業における最大のメリット、「個人の業務効率化、生産性向上」が最多
「分業型営業における最大のメリットは何だと思いますか」と質問したところ、「(個人として)業務効率化、生産性向上(31.5%)」と回答した人がもっとも多く、次いで「適材適所の人員配置(30.7%)」「(組織として)営業生産性向上(19.9%)」と続いた。