タイムクラウドは、仕事に就いている男女1,053人(男性535人、女性518人)を対象に「タイムパフォーマンスに対する意識調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査概要:タイムパフォーマンスに対する意識調査
- 調査対象:仕事に就いている男女(男性535人、女性518人)
- 対象人数:1,053人(20代244人、30代238人、40代224人、50代228人、60代以降119人)
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査主体:タイムクラウド
- 調査期間:2022年12月21日~2022年12月28日
※タイムパフォーマンスとは:投資した時間(time)に対する成果(performance)を示す言葉。コストパフォーマンスが「費用対効果」を意味する言葉であるのに対して、タイムパフォーマンスは「時間対効果」を意味する。
調査結果
仕事をしていて「タイムパフォーマンスが悪い」と感じる瞬間があるかたずねた。その結果、21.5%が「よくある」 、53.7%が「たまにある」と回答。計75.2%が「タイムパフォーマンスが悪いと感じる瞬間がある」と回答した。
Q3で「よくある」「たまにある」と答えた人に、タイムパフォーマンスが悪い具体的な業務をたずねた。その結果、1位が「会議」(47.7%)、2位が「紙の資料」(38.0%)、3位が「通勤時間」(37.3%)となった。
「タイパが悪い」と感じる要因(自由回答)
会議
- 自分に関係ない会議にも参加させられる
- 会議で目的や論点が変わってきたり、結論が出ない
- 情報の事前共有や、会議内のアジェンダがない
- ダラダラと会話していて時間内に終わらないMTGがほぼ毎日ある
紙の資料
- 備品を買うのにも稟議書がいるなど、無駄な申請書類が多い
- Slackなどの導入により情報共有が進んだものの、紙の資料がまだまだ多く、探すのに時間がかかる
- 注文書や注文請書、勤務表などの各種書類をプリントアウトして押印、PDFにしたりなどの一連の作業
- 給与明細、遠方やテレワークの社員はいちいち出社して給与明細を取りに来ないといけないので、オンラインで発行したい
通勤時間
- テレワークもしているが、たまに出社しないとできない業務がある時に往復時間が無駄だと感じる
- 電車通勤のアクシデントが多く、電車の遅れや振替輸送等で仕事に影響が出る
- 別支所での勤務の際、勤務開始時間にはその支所に到着していないといけない場合も、自宅から直接ではなく、所属部署に一度赴いた後、移動しないといけない
- 満員電車で体力が削られる
タイムパフォーマンスが悪い仕事を減らすために、対策を行っているかたずねた。その結果、11%が「行っている」、33.7%が「たまに行っている」と回答。対策を講じているのは計44.7%と半数以下にとどまった。
「タイパが悪い仕事」を改善するための対策方法(自由回答)
電子化
- 紙ベースの資料を電子化することで資料を探す時間を削減
- 印刷せずにデータに保存、共有を意識している
リモートワーク
- できる限りテレワークを行い、移動時間や雑談時間を減らす
- 全社的な会議ではリモート参加にして、耳だけ傾けながら仕事する
会議、業務の見直し
- 生産性の低い業務の見直し、発見を定期的に行っている
- 会議の時間を制限して区切る
事前準備
- 開始前にMTGのゴール設定をする
- 事前にアジェンダを共有し、検討事項を決めておく
汎用の高い資料の活用
- 前回提出時の申請書を活用する
- プルダウン式の報告書にしてテンプレート化している