SaaSをはじめとしたIT製品やサービスの導入事例の紹介や特徴・選び方を解説するサービス「デジタル化の窓口」を運営するクリエイティブバンクは、全国の会社員・役員1,086名を対象に「ITサービス導入状況」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
調査概要
- 調査期間:2022年12月5日~2022年12月12日
- 調査対象:国内在住の20代から60代男女
- 有効回答者数:1,086名
- 調査機関:「デジタル化の窓口」(運営元:株式会社クリエイティブバンク)
- 調査方法:インターネットリサーチ(ジャストシステム「Fastask」利用)
調査結果
「勤め先で導入したことのあるITサービス」をたずねたところ、第1位「WEB会議システム」(34.6%)、第2位「セキュリティソフト」(28.3%)、第3位「勤怠管理システム」(28.1%)という結果となった。
「ITサービスの導入時期」についてたずねると、前項の第2位「セキュリティソフト」と第3位「勤怠管理システム」について、「2020年3月以前に導入」という回答が多く、セキュリティソフトが約7割、勤怠管理システムが約6割を占めた。
一方、前項の第1位「WEB会議システム」は、約3割が「2020年4月から2021年3月のコロナ第1波から第3波の時期に導入」と回答した。
「導入したことのあるITサービスについての満足度」についてたずねたところ、どのサービスも満足度は高く、前述の導入済みITサービス上位3位「WEB会議システム」「セキュリティソフト」「勤怠管理システム」については、7割以上が「満足している」と回答した。
一方、「満足していない」の回答が多かったのは、第1位「ビジネスチャット」(25.8%)、第2位「顧客管理システム」(24.3%)、第3位「営業支援ツール」(24.1%)となった。
なお、一例として、「満足していない」の回答がもっとも多かった「ビジネスチャット」の結果をポジション別で見ると、経営者の4割弱が不満を抱いている結果となった。ほかのポジションが3割以下であることに比べると、経営者は「ビジネスチャット」サービスへの不満度が高いことがわかる。
「満足していない理由」について経営者視点では、「機能が足りない」(66.7%)、「コストが高い」(50.0%)という点で不満が出やすいようだった。
全体に対し、リプレイス(代替サービス)検討状況についてたずねると、約4割から回答があった。その中で、「解約検討しているがリプレイスはしない予定の製品がある」(6.0%)、「解約したがリプレイスはしていない製品がある」(4.2%)の回答を合わせ、全体の1割が「リプレイスをしない」という結果となった。
「ウィズコロナ、アフターコロナにおいて今後使ってみたいITサービス」についてたずねたところ、第1位「WEB会議システム」(16.6%)、第2位「ビジネスチャット」(15.9%)、第3位「グループウェア」(12.0%)となった。
「ウィズコロナ、アフターコロナにおいて特に強化したいと思う点」についてたずねたところ、第1位「セキュリティの強化」(17.2%)、第2位「人材の増強」(15.5%)、第3位「社内コミュニケーション」(15.3%)という結果となった。
出典元:「デジタル化の窓口」