Sansanが提供するキャリアプロフィール「Eight」は、2021年・2022年に転職をしたEightユーザー10万人を対象に、キャリアの変遷について集計・分析を実施。その結果を「キャリアトレンド2022」として発表した。
集計・分析方法について
- Eightに登録されている名刺の社名変更を「転職」と定義
- 2021年12月1日から2022年11月30日までに会社名が一度でも変わったユーザーを2022年の転職ユーザー、2020年12月1日から2021年11月30日までに会社名が一度でも変わったユーザーを2021年の転職ユーザーと定義
- 上記ユーザーから2021年・2022年それぞれで20代~50代までの5万人を無作為で抽出し分析(合計10万人)
- 分析対象となるEightのデータについては個人を匿名化し、Eightの利用規約で許諾を得ている範囲で使用
「キャリアトレンド2022」結果
2022年に転職をしたEightユーザーの特徴として、異業種へ転職する“越境”転職が過半数を占めた。
- 異業種への転職:62.5%(2021年比0.5pt増)
- 異職種への転職:52.9%(2021年比2.0pt減)
年代別で見たところ、異業種への転職は20代(67.0%)がもっとも割合が多く、30代で66.5%、40代で61.5%、50代で59.3%。全世代で6割前後が異業種へ転職した。また、異職種への転職は20代が55.5%、30代が54.3%、40代が52.1%、50代が52.8%という結果になった。
2022年で流入が多かった業種・職種を分析した。業種では1位が「IT」、2位が「建設・工事」、3位が「コンサルティング」となり、職種では1位が「営業」、2位が「経営企画・事業企画」、3位が「IT系専門職(情報システム部門・システム開発)」という結果になった。
越境転職した割合を業種別に調査したところ、「金融」(51.9%)がもっとも多く、「建設・工事」(49.3%)、「IT」(41.5%)と続いた。また、それぞれの業種においてもっとも流入が多かった業種を調査したところ、「コンサルティング」から「金融」「IT」への流入が多いことが明らかになった。
越境転職の割合を職種別に調査したところ、「営業」(68.5%)がもっとも多く、「IT系専門職」(40.5%)、「マーケティング」(39.5%)、「経営企画・事業企画」(35.6%)、「営業企画」(25.4%)と続いた。また、それぞれの職種においてもっとも流入が多かった職種を調査したところ、「営業」へは「営業企画」からの流入がもっとも多く、そのほかの4職種では「営業」からの流入が多く見られた。