NTTデータ経営研究所は、社員のリモートワークと心身の健康の両立に加え、業務そのものに好影響を獲得することを目的として、「ON/OFFice」(NTTデータ経営研究所におけるワーケーション制度)を導入したことを発表した。
2017年よりテレワーク制度を導入しているNTTデータ経営研究所では、新型コロナウイルスの感染拡大以降「在宅ファースト」と呼ぶ在宅勤務を優先する働き方に移行。現在は、サテライトオフィスなどを含めたリモートワークが全社員に定着している。
リモートワークの導入により時間や場所の制約なく効率的に働けるようになった一方、「知の交流」「ビジョンの共有」といった社員のコミュニケーション不足が課題として浮上。このような背景からNTTデータ経営研究所は、ニューロイノベーションユニットが有効性の検証を行ってきたワーケーションに着目し、ON/OFFiceの導入が進められた。
ON/OFFiceは、コンサルティング会社の社員として、自らがやりたいワーケーションを自由な発想で企画・応募できることを特徴とした制度。審査の結果、8グループ(43名の社員)が5月から11月にかけて各自ワーケーションを実行した。参加者はニューロイノベーションユニットによる実証実験の被験者となり、ワーケーションによる効果検証に参加。これにより、ワーケーションによって仕事のパフォーマンス・ワークエンゲージメント・組織コミットメントにポジティブな効果があったことが明らかとなった。