Googleカレンダー・Outlook等との連携によって空き日程を自動判定し、日程調整を自動化するツール「eeasy」を運営するE4は、日程調整時の上限制御に関する特許を取得したことを発表した。
特許概要
Googleカレンダー・Outlook予定表に代表されるカレンダーツール上の「空き時間」を自動で判断しながら日程調整できるツールにおいて、主に次の方式によって、ある特定の会議等の数が「単位期間」あたりの「上限数」を超過しないように自動で制限しながら、会議の日程調整ができる技術。なお、同特許には、担当者の「自動割当て技術」と併用する技術も含まれる。
- 日程調整ツール上において、会議の主催者は、「主催者側の参加者」および上限制御のための「単位期間」「上限数」を含む、日程調整に必要な調整条件を設定する
- 主催者は、日程調整ツール上で1の調整条件と関連づけられた日程調整用のURLを調整相手に送付する
- 日程調整ツールは、調整相手が日程調整用のURLにアクセスしてきた際に、主催者側の参加者が予定の管理に使用しているカレンダーツールを参照して、調整条件に合致する主催者側の参加者の空き日程を抽出する
- 日程調整ツールは、ある単位期間における主催者側の参加者の判定対象予定の数が上限数以上であった場合、該当単位期間におけるすべての日程を3の空き日程から除外し、残った空き日程を候補日程として調整相手に提示する
- 調整相手は、提示された候補日程の中から会議日程を決定する
特許技術により実現できること
1.「単位期間」「上限数」を指定することで、打ち合わせの上限制御が可能。
(例:「1週間のアポ数は、最大10個まで」「1日の面接数は、最大 2個まで」)
2.「上限数」に達したかどうかの判定には、次の数などを使用できる
- 日程調整ツール上の同一設定を使用して日程調整した打ち合わせの数
- 指定条件にマッチしたカレンダーツール上の予定の数(例:件名に【面接】という文字列が含まれた予定の数)
※同方式では、手動登録した予定も判定対象に含めることができる
3.日程調整と同時に「担当者/担当チームの自動割当て」を行う場合にも上限制御が可能。
その場合の「上限数」は、全員一律/人単位/チーム単位に指定できる。