ブリングアウトは、東京大学協創プラットフォーム開発(以下、東大IPC)が運営するAOI1号ファンド、LtGキャピタルパートナーズ、佐々木食品工業よりプレシリーズAのエクステンションラウンドとして 6,000万円の追加資金調達を実施したことを発表した。学界・産業界との連携強化により、オンライン商談・対面商談双方で商談内容を自動テキスト化する営業DXツール「Bring Out」のサービス開発を加速する。
東大IPC パートナー兼 CIO 水本尚宏氏のコメント
ブリングアウトへの投資理由は、強いプロダクトを強いチームが運営しているからというシンプルなものです。ブリングアウトはコロナ禍で設立されたフルリモート運営の極めて現代的なスタートアップですが、男気あふれる中野さんを中心に強い信頼関係で結びついたメンバーによって構成されている稀有なチームです。プロダクトの強さを理解していただくには、利用していただくのがいちばん早いかと思います。WEB議事録ツールは個人的にいろいろ試していましたが、情報共有以外の用途が乏しく普及していく感覚を持てずにおりました。しかし、本プロダクトは会議内容からピンポイントに重要な部分を抽出する機能を搭載することで、アイデアと工夫次第でさまざまな用途での活用可能性が生まれました。またコールセンターにおける会話の録音率が95%に達することを考えると、商談の記録は近い将来においてごく当たり前のカルチャーになると考えます。まだまだ機能的な伸びしろも大きく、一ユーザーとしてもプロダクトの進化を楽しみにしています。
LtGキャピタルパートナーズ 代表 河田亮一氏のコメント
株式会社ブリングアウトが提供する商談解析サービスは、建設営業・設計業務の効率化によって、社内の生産性向上と顧客に更なる価値を提供しうるサービスであると考え、ツールの弊社導入に加えて、弊社子会社からの出資に至りました。ブリングアウト社の誇る商談解析を、建設業界に活かす機会をいただき、非常に嬉しく思います。今後もLtG Startup Studioとしての支援はもちろんのこと、弊社が展開する建設 DXコミュニティ「ON‐SITE X」を通じて、より多くの建設会社に広がっていくことを期待します。
ブリングアウト 代表取締役社長 中野慧氏のコメント
学界・産業界に強力なネットワークを持つ東大IPC様に、このたび株主の一員として同じ船に乗っていただけること、大変心強く感じております。また、個人的に大好きなエリアである三島に本社をおかれながら、建設業界全体のDXを加速させる大きな取り組みをなさるLtGキャピタルパートナーズの河田様と協働し、三島市のスタートアップ環境を盛り上げる取り組みをご一緒できること、大変楽しみにしております。より一層強いチームとなりましたので、これからサービスの進化を益々加速させてまいります。是非ご期待いただければと思います。