Notaは、Helpfeelへ社名を変更し、CI/VIをリニューアルしたことを発表した。同時に、シリーズCラウンドにおいてOne Capitalをリードとする投資家から総額6億円の資金調達を実施。新CTO就任により開発体制を強化し、検索型FAQシステム「Helpfeel」を中心とした事業の発展を目指す。
CI/VI刷新の背景
Notaでは、検索型FAQシステム「Helpfeel」、メディアキャプチャー「Gyazo」、アイディエーションツール「Scrapbox」の開発・運用を行ってきた。今後はこれらの3つのプロダクトを「ナレッジテクノロジー」のプラットフォームとして連携することにより、あらゆるユーザーが、ナレッジを容易に手に入れられるようになる「All-in-One Enterprise Search」という概念のもと、事業を拡張していく方針。これに伴い、3つのプロダクトのうち中核製品となる「Helpfeel」を新社名とし、企業・サービスロゴとビジョンも刷新した。
資金調達について
One Capital、Salesforce Ventures、みやこキャピタルを引受先として、シリーズCラウンドで総額6億円の資金調達を実施。累計調達額は約13億円となる。
資金調達の使途
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「Helpfeel」をはじめとするプロダクトの開発推進
エンタープライズサーチ分野における「Helpfeel」の機能拡張、各プロダクトの機能刷新等のためにプロダクト開発に注力する。
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各プロダクトのセールス・マーケティング活動の拡充
オンラインの顧客体験改善、カスタマーサクセス・カスタマーサポートの強化等、業務のDX化が急務となる分野を中心に、各プロダクトの導入を進めるべく、セールス・マーケティング体制を強化する。
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採用の強化
調達した資金をもとに、意欲的に新サービスを開発し市場を開拓する。自律性を持って組織の成長に貢献できる人材(エンジニア、セールス、マーケティング、カスタマーサクセス、ウェブディレクター、デザイナー等)を募集する。
CTO交代による新体制について
「Helpfeel」をはじめとするプロダクトの開発推進およびエンジニアを中心とする採用力の強化のため、経産省IPA未踏ソフトウェア創造事業に採択された秋山博紀氏が新CTOに就任した。
Helpfeel CTO 秋山博紀氏のコメント
Notaでは2016年よりVP of Engineeringとして開発組織の陣容拡大と「Gyazo」のProduct-Led Growthによる収益化を実現しました。また、高付加価値なサービスをより多くの顧客に提供することを目指し、「Scrapbox」と「Helpfeel」の組織的な開発と発展に尽力しました。Helpfeelではテクニカルフェローに就任した増井とともに、独創的な発明を武器に顧客課題を強力に解決する開発組織をさらに拡大強化し、事業成長へ寄与することを目指します。