ライボが運営するJob総研では、635人の社会人男女を対象に「2022年 キャリアに関する意識調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査対象者:全国/男女/20~50代
- 調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人(20人~1000人以上規模の会社に所属)
- 調査期間:2022年7月6日~7月11日
- サンプル数:635人
- 調査方法:インターネット調査
調査結果
現職での仕事の充実度について、73.8%が「充実している」と回答(「とても充実している」22.8%、「どちらかといえば充実している」51.0%の合算)。26.2%が「充実していない」と回答した(「充実していない」18.3%、「どちらかといえば充実していない」7.9%の合算)。
キャリアに関する悩みの有無では、70.5%が「ある」と回答(「とても充実している」22.8%、「どちらかといえば充実している」51.0%の合算)。29.5%が「ない」と回答した(「ない」17.3%、「どちらかといえばない」12.2%の合算)。
キャリアに関する悩みについて、具体的な内容をたずねた。「年収・収入について」(32.8%)がもっとも多く、「仕事とプライベートのバランスについて」(19.0%)、「やりがいについて」(18.3%)、「転職について」(12.7%)、「会社からの評価」(8.9%)と続いた。もっとも少なかった回答は「職場の人間関係について」(8.3%)。
自身の今後のキャリアに関する不安の有無について、72.0%が「ある」と回答(「とてもある」27.1%、「どちらかといえばある」44.9%の合算)。年代別で見たところ、30代が80.0%でもっとも多く、40代で76.0%、20代で67.8%と続いた。「ある」と回答した割合がもっとも少なかったのは、50代の58.4%。
「不安がある」と回答した457人に、不安の種類についてたずねた。65.4%が「漠然とした不安」、34.6%が「明確な不安」と回答した。
自身のキャリアビジョンの有無について、66.3%が「ある」と回答(「明確にある」12.1%、「どちらかといえばある」54.2%の合算)。年代別で見たところ、全年代で「ある」と回答した割合が半数を超えた。「ある」と回答した割合がもっとも多かった年代は、40代で68.4%。もっとも少なかった年代は、30代で52.2%。
1~10年後までの自身の将来像について、ポジティブなイメージを持っているかたずねた。「ポジティブなイメージを持っている」と回答した割合は、1年後(70.3%)がもっとも多く、3年後で66.8%、5年後で60.1%、10年後で52.3%と続いた。
今後の転職可能性について、74.8%が「ある」と回答(「ある」43.5%、「どちらかといえばある」31.3%の合算)。25.2%が「ない」と回答した(「ない」9.3%、「どちらかといえばない」15.9%)。
「転職可能性がある」と回答した475人に、転職の時期についてたずねた。「1年以内」が26.3%、「1~3年以内」が31.8%、「3~5年以内」が24.2%、「5~10年以内」が17.7%という結果になり、全体の58.1%が、3年以内に転職を考えていることが明らかになった。
年代別の回答者コメント
20代
- 入社前に感じた印象と悪い意味でのギャップが大きくてキャリアビジョンが描けない
- 今の仕事がIT化された際の人員削減とその後のキャリアが不安
- 自身がどうなりたいかが定まっていないので将来が不安
30代
- キャリアアップをするために転職するか、この先も現職を全うするかの判断が定まらない
- 現職では年収が上がる兆しが見られないので転職を考えるがそれがベストな選択なのか不安
- 今の会社では通用するスキルは身についたけどこのままで良いのか不安
40代
- 収入が上がる兆しが見えず、このままで住宅ローンを払い続けられるか不安
- 同じ会社に20年勤務しており、外の世界とギャップを感じ転職にも踏み出せない
- 妻子持ちで共働きですが生活していくことがギリギリなので、子供にかかるお金が不安
50代
- 今後定年が延長されるが、その年になって現役で働けるか不安
- 定年退職後に今の職場で働く自信かないので再就職できるか不安
- 定年まで働いても老後資金は確実に足りないので、定年後の収入源が不安