リクルートは、2021年12月22日に発表した「求職者の動向・意識調査2021」をもとに、仕事を探している女性を就業者(アルバイト・パート)と未就業者(専業主婦、無職・定年退職)とで比較。調査結果を公開した。
仕事の決定状況
未就業者は年齢が上がると仕事が決まる割合が低下し、50代以上では2~3割程度に。一方、就業者は年齢が上がっても約半数は仕事が決まっていた。
仕事探し時に困ったことについて、ほとんどの項目で就業者よりも未就業者の割合が高い。専業主婦は「育児や介護と両立できる仕事が限られる」(30.4%)、無職・定年退職は「自分にどのような仕事が合うのかわからない」(37.3%)との回答が多かった。
仕事探しの実態
仕事探し時の絶対条件について比較したところ、勤務時間・勤務地や仕事内容など上位に挙がった項目のほとんどで、就業者よりも未就業者の割合が高くなった。
続いて未就業者の希望条件を調べた。職種では事務職に希望があつまり(専業主婦43.5%、無職・定年退職46.6%)、勤務日数・時間について、専業主婦では3日以下(35.7%)、4~6時間未満(48.1%)を希望する割合が多かった。
「求職者の動向・意識調査2021」調査概要
調査目的
- 労働市場における求職者の就業実態および意識を明らかにする
- 未就業者の求職実態および意識を明らかにする
調査手法
インターネット調査
対象者条件
- 全国 15~69歳の男女
- 最近1年間に仕事探し経験あり(新卒以外)
- 現在および仕事探し当時の職業がアルバイト・パート、正社員、契約社員、派遣社員、専業主婦/主夫、無職・定年退職のいずれか
調査期間
2021年10月11日(月)~10月15日(金)
有効回答数 1万4,991人(ウエイトバック集計) ※本レポートでは女性9,018人を分析対象とした