レバテックがDXを担当している人材(以下、DX人材)を対象に「転職理由と社員エンゲージメント」に関する調査を実施した。
DX人材比率は1割以下
ITエンジニア、データサイエンティスト、ウェブデザイナー、UI・UXデザイナー、プロダクトマネージャーなど、DX人材がユーザー企業の従業員数全体に占める割合を参照すると、「1割以下」という回答が約半数となった。
DX人材の転職する理由「事業内容への興味」が最多
ユーザー企業で働くDX人材のうち、転職経験があるのは67%、転職経験がない回答者は33%という結果に。
また、転職経験があるDX人材に転職した理由を尋ねると、「事業内容への興味」が21.5%と最多。「最新の技術・スキルを習得できる」「業務の裁量が大きい」はいずれも1割以下であった。
待遇と社内の風通しにエンゲージメント低下のリスクあり
現在働いている企業で働くことを友人や知人に薦めたいかを尋ねると、「非常に薦めたいと思う」「薦めたいと思う」は56%、「薦めたいと思わない」「まったく薦めたいと思わない」は44%という結果に。
なお、現在の職場を薦めたいと回答したDX人材にその理由を尋ねると、「働く環境が良い(リモート可、オフィスの環境が良いなど)」「福利厚生などの待遇面が良い」「働き方に柔軟性がある」「業務の裁量が大きい」などの回答が集まった。
一方で、「現在の職場を薦めない」を選択した回答者にその理由を尋ねると、「年収が低い」「社内の風通しが悪い」「福利厚生などの待遇面が悪い」という回答が集まった。
調査概要
- 調査対象:設立年数が1990年以前、かつ業種が情報通信業以外で働くDX人材(ITエンジニア、データサイエンティスト、ウェブデザイナー、UI・UXデザイナー、プロダクトマネージャー)
- 集計期間:2022年1月
- 有効回答数:200名