キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研』を運営するライボは、2021年4月に入社した260人の社会人男女を対象に「2021年新入社員実態調査(後編)」を実施。同調査の前編では勤務先と労働環境の満足度を公開したが、後編の調査では入社後半年が経過した今、転職に対する意識やストレス度などを調査した。
入社半年の転職検討率とそのキッカケ
入社半年が経つ’21卒入社組で回答者全体の34.0%が現状転職を検討していると回答し、考え始めた時期については入社3ヶ月以内と回答したのが47.2%とほぼ半数を占めた。また、検討し始めたきっかけについては、「やりがいを感じない」が33.3%で、「給与が低い」が25.9%の回答結果となった。
職場におけるストレスの割合
現在勤務している職場でストレスを感じている割合は、「全くストレスを感じていない」40.2%と「ほぼ感じていない」13.9%で全体の54.1%がストレスは感じていないと回答する中、「非常に感じる」16.7%と「やや感じる」22.3%で全体の39%が何かしらのストレスを感じていると回答しました。
職場におけるストレスとその原因
職場におけるストレスの割合を転職検討中とそうでない人で比較すると、転職検討中の回答者の37.0%が「ストレスを強く感じている」と回答する反面、同回答で比較すると転職を検討していない回答者の割合は4.3%という顕著な回答結果に。また、ストレスを全く感じていない割合は転職を検討していない回答者が44.6%とほぼ半数を占めた。
現勤務先の予定在籍期間
現在勤務する職場での予定在籍期間については、全体の79.3%が3年以内と回答。その内訳は「すでに転職活動中」17.4%、「すぐにでも辞めたい」20.3%、「1年未満」14.5%、「3年未満」21.7%で、「5年未満」15.9%を含めると89.8%が5年以内の退職を検討しているという回答結果となった。
調査概要
- 調査対象者:全国/男女/20代
- 調査条件:20人~1000人以上規模の会社に所属している2021年4月入社の社会人
- 調査期間:2021年9月17日~9月24日
- サンプル数:260
- 調査方法:インターネット調査