NTTデータは、保険販売などの営業活動を非対面で完結できるウェブ会議システム「FG-TriView(エフジートライビュー)」を2022年1月から提供開始することを発表した。ファーストユーザーとして三井住友海上あいおい生命保険が2022年1月から本サービスを導入する。
FG-TriViewは、営業担当者が個人情報保護を順守しながら顧客との画面共有や画面操作の受け渡しを行い、商談から契約手続きまで一連の営業活動を非対面でできるサービス。利用にアプリのインストールは不要。
同社によると、保険会社が一般的なウェブ会議システムで非対面営業を行う場合、画面共有の際に、顧客のプライバシー情報(健康状態や既往歴など)が保険販売員に見えてしまうというコンプライアンス上の問題があった。商談を非対面で行った場合でも、契約手続きは対面で行うケースも多くあったという。
同社は、この課題を解決するウェブ会議システムの検討・開発を重ね、2021年4月から2021年6月まで一部の保険会社に試験的に導入してきた。システムの有効性が確認できたため、FG-TriViewとして2022年1月からの提供開始を決定した。