日本オラクルは、企業が長期にわたる顧客関係を構築しその経常収益の拡大を支援することを目的に、Oracle Advertising and Customer Experience(CX)のサブスクリプション管理の最新機能を国内提供開始する。今回の「Oracle Subscription Management」の最新機能により、企業は顧客の最新状況を明確に把握し、財務、サプライ・チェーン、およびカスタマー・エクスペリエンス(CX)アプリケーションから分析結果を得て、顧客満足度を高め、契約の維持や更新率を向上することができるようになる。
新機能
解約可能性(チャーン可能性)の予測:
営業担当者は契約の更新に影響する可能性がある問題を特定し、タイムリーな対策を講じて顧客維持を支援。予測モデルでは、人工知能(AI)と履歴から読み取れる指標を使用して顧客の解約の主要原因を特定する。サブスクリプション・ダッシュボードには、問題に対処しながら契約の更新率を最適化するうえで必要なすべての情報が表示される。
組み込み済みのサブスクリプション・レポート
解約リスクの高い顧客に対応すると同時に、サービス担当者はサブスクリプション契約のステータス情報からロイヤリティの高い顧客に報奨を提供するうえで必要な情報を得ることができる。月間経常収益別の上位顧客と製品や、もっとも頻度の高い製品のアップグレードやダウングレード、顧客・製品別の年間経常収益と合計契約金額、顧客別の平均収益などのレポートによって、企業は顧客への販売活動をさらに詳細に分析できる。
商取引のセルフサービス・サブスクリプション
営業担当者とサービス担当者から支援を受けずに、顧客はサブスクリプション(使用目的の表示、サービスのアップグレードまたはダウングレードなど)を管理できる。サブスクリプションをいつでもどこでも管理できるよう顧客のCXを向上しつつ、企業の管理コストを削減できる。
サービス・ロジスティクスとの統合
フィールド・サービス技術者は、自分が担当する顧客の契約サービス内容、契約料率、割引率などを現場で確認することができる。これにより、特価と割引の提案をその場で行うこともできるようになるため、現場でのCX向上に寄与する。