三菱商事とNTTデータ、NTTデータのブラジル子会社everis Brasil Consultoria de Negocios e Tecnologia da Informacao Ltda.(以下、everisブラジル)がグローバルでのRPA活用について提携を開始したことを発表した。3社は、2020年5月より先行して、中南米地域でのDX分野での協業を開始し、今後中南米地域にとどまらずグローバルでの三菱商事グループ(以下、MCグループ)のDX推進、およびMCグループとNTTデータグループが有する顧客基盤を活用したRPA「WinActor(R)」の営業活動で連携していく。NTTデータは、2024年末までに海外の企業・行政機関向けに5,000ライセンスの提供を計画しており、MCグループとの連携により実現の加速を目指す。
連携の経緯
2019年12月、三菱商事とNTTが産業DX推進に関する業務提携について発表後、オランダの位置情報サービスプロバイダーのHERE Technologiesへの共同出資を行った。その後、三菱商事が得意とし、多くのノウハウが蓄積されている食品流通分野で合弁会社「インダストリーワン」が設立されるなど、取組みが進められてきた。
また、同業務提携の中では、三菱商事の事業現場発のトランスフォーメーションをNTTデータのデジタル技術により実現していく取組みも推進されている。TradeWaltzでブロックチェーンを活用し、MCグループなどでの貿易手続き電子化に着手したことに引続き三菱食品などで活用されているRPA「WinActor」を活用し、業務効率化やプロセスの改善に取組んでいく。